上総 小久保陣屋(富津市)

幕末、遠江相良藩主田沼意尊(田沼意次の7代後裔)が立藩し構えた陣屋

所在地

千葉県富津市小久保2958-1(中央公民館)
中央公民館:電話0439-65-2251

形状

陣屋

現状・遺構

現状:富津中央公民館
遺構等:石碑

満足度(10点満点)

0点

訪城日

2008/09/11

歴史等

慶応3年(1867)10月、徳川慶喜が大政奉還により隠退すると、宗家を継いだ16代家達は慶応4年(1868)5月、 駿河府中 (静岡)藩70万石を与えられて立藩した。
このため、駿河・遠江両国の諸大名の領地替えが行われた。
遠江相良1万石の田沼意尊(田沼意次の7代後裔)は、同年9月上総へ転封となり、天羽郡小久保村に陣屋を構えて立藩した。
意尊は、明治2年(1869)6月、版籍奉還を上奏して小久保藩知事に命ぜられたが、12月に没し、その子意斎が家督を継ぎ、翌3年 (1870)2月に知藩事に任ぜられ、7月には藩庁を建設したが、翌4年(1871)に廃藩置県を迎えた。
『藩と城下町の事典(東京堂出版刊より』

現況・登城記・感想等

小久保中央公民館の地が藩庁跡で、駐車場脇に国指定史跡の弁天山古墳があり、 その傍らに石碑が立っているだけで遺構は全く残っていないようだ。
(2008/09/11訪れて)

ギャラリー

弁天山古墳の下に「小久保藩陣屋跡」の石碑が
 

古墳上から南方面を眺める
弁天山古墳の上に登ると、南方面に東京湾観音像が見える。観音像の立つ所が、大坪山砲台跡で、 その手前左辺りが七曲砲台跡である。

トップページへ このページの先頭へ

コメント

この記事へのコメント

名前

メールアドレス

URL

コメント