加賀金沢三代藩主から三男利治が分地された支藩
所在地
石川県加賀市大聖寺地方町(江沼神社、錦城小学校)
形状
陣屋
現状・遺構
現状:江沼神社・錦城小学校
遺構等:庭園・茶亭(長流亭)
満足度(10点満点)
2点
訪城日
2005/05/04
歴史等
金沢藩3代藩主前田利常は寛永16年(1639)に隠居し、三男利治は7万石を分知されて、大聖寺が金沢藩の支藩として成立した。
利治は旧大聖寺城山麓に居館を構えた。
利治のあと、12代続いたが、若死する藩主が相ついだので、宗藩からの相続者を迎えることが多く、自主性を欠き、
幕末維新にも宗藩に歩調を合わせた。明治4年(1871)に廃藩となった。
『藩と城下町の事典(東京堂出版刊)より』
現況・登城記・感想等
大聖寺陣屋跡は現在錦城小学校と江沼神社になっている。
江沼神社にはなかなか立派な庭園と小堀遠州作の長流亭(国重要文化財)が残っていたが、折角の庭園も整備が悪く勿体ない。
(2005/05/04訪れて)
ギャラリー
江沼神社
大聖寺陣屋跡は明治になって江沼神社が建てられた。
庭園
池泉廻遊式武家庭園で、宝永9年(1709)3代藩主利直が、
藩邸再建に伴い長流亭とともに築造したものである。
長流亭
大聖寺藩3代藩主利直により藩主の別邸として建てられたもので、小堀遠州の設計といわれる。