砲台跡に立つ何ともでっかい観音像
幕末、佐貫藩が江戸湾警備のために築いた砲台
所在地
千葉県富津市小久保1588(東京湾観音)
東京湾観音:0439-65-1222
形状
砲台
現状・遺構等
現状:東京湾観音
遺構等:全くないようだ
満足度
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訪城日
2008/09/11
歴史等
幕末、富津の海岸線防御は、佐貫藩、飯野藩、久留里藩、佐倉藩などの房総に配置されていた諸藩のみならず、白河藩、会津藩、忍藩、
備前藩、柳川藩、二本松藩、前橋藩などの諸藩も担当した。
各藩は、富津台場をはじめ、富津沿岸に砲台を築き守備に当たった。砲台設備にかかる費用は幕府もちで、維持するのは各藩の負担であった。
天保13年(1842)、佐貫藩も藩主阿部駿河守正身によって大坪山(現在の東京湾観音付近)に砲5門を備えた砲台が築き、
江戸湾警備にあたった。
『君津地方歴史情報館・
富津市の歴史PartⅡより』
現況・登城記・感想等
大坪山砲台跡には東京湾観音が建てられ、それに伴い地形も大幅に改造されたようで、遺構らしきものは全く見付からなかった。
駐車場に入る手前左側に、土塁状の地形が残っていたが、これも江戸期のものではないだろうなあ!?
ただ、さすが砲台を築いた場所だけあって、東京湾を一望のもとに見下ろす眺望は、晴れていたら素晴らしいだろうなと思われるが、
あいにくの天候・・・。何も成果はなしに、トボトボと帰宅の途についた。
(2008/09/11訪れて)
ギャラリー
土塁跡?(表紙写真の左側下に見える)
東京湾観音築造に伴い地形も大幅に改造されたようで、遺構らしきものは全く見付からなかった。
駐車場に入る手前左側に、土塁状の地形が残っていたが、これも江戸期のものではないだろうなあ!?
眺望
東京湾を一望のもとに見下ろす眺望は、晴れていたら素晴らしいだろうなと思われるが、あいにくの天候・・・。
天気が良ければ、三浦半島や東京は勿論のこと、富士山もよく見えるらしいが・・・(残念)!!