丸山城跡に建てられた模擬天守(展望台)
秀吉が鳥取城攻めの時に陣を張った砦
愛称
若鮎城
所在地
鳥取県鳥取市河原町谷一木1011、電話0858-85-0046
形状
山城
現状・遺構等
【現状】 模擬天守(お城山展望台)、曲輪、説明板
【遺構等】 模擬天守(お城山展望台)、曲輪、説明板
満足度
★☆☆☆☆
訪城日
2012/05/20
歴史等
天正8年(1580)、羽柴秀吉が鳥取城攻めで因幡地方にやって来た際に陣を張った山で、丸山城と伝えられているが、この山に建物としての城はなく、従って実在の城を復元したものではない。城名は公募によって河原城(愛称若鮎城)と命名した。
展望台の建設に先立ち平成3年10月から約8ヶ月かけて全面発掘調査を行った。その結果、堀切、柱穴、郭などの多くの遺構が発見され中世山城跡と確認できた。
(現地説明板より)
現況・登城記・感想等
河原城は、小高い丘の上に、三層の天守(お城山展望台)が聳えている。1989年の「ふるさと創生一億円事業」で、町のシンボルとして建てられた城だそうだ。勿論、1億円で建てられるような代物ではなく、総工費6億8千万円かかったようだ。
展望台の建設に先立ち平成3年10月から約8ヶ月かけて全面発掘調査を行った結果、堀切、柱穴、郭などの多くの遺構が発見され中世山城跡と確認できたそうだ。
確かに、展望台から遥か遠くに鳥取城のある久松山を遠望でき、秀吉が陣を置くにはふさわしい場所であったのだろう。
一応、何箇所かに曲輪跡らしきものが確認されるが、見るべきものはない。
これほど立派な模擬天守。まあ、町民の総意ということであるならば、これはこれでいいのでしょう。
(2012/05/20訪れて)
ギャラリー
河原城遠望
河原町に向かって来ると、小高い山の上に立派な天守が見えてくる。
展望台からの眺望
展望台からは、遥か遠くに鳥取城のある久松山を遠望でき、秀吉が陣を置くにはふさわしい場所であったのだろう。