ウェストミンスター宮殿(イングランド、ロンドン)

ロンドン・アイの上からウェストミンスター宮殿を見下ろす

中世におけるイングランド歴代君主の主要宮殿、現在は国会議事堂に

英語名

Palace of Westminster

所在地

Westminster, London SW1A 0AA

歴史等

アングロサクソン人最後の王・エドワード証聖王(Edward the Confessor)は、ウエストミンスター寺院を建てていた際、その近くに住みたいと考えて1050~1065年にかけて宮殿(オールド・パレス)を築いた。
1066年、ノルマン人のウィリアム王がイングランドを征服し、首都機能をイングランド南部のウィンチェスターからロンドンに移転を始めた。
そして、その息子ウィリアム2世は、1099年にオールド・パレスに「グレート・ホール」を増築した。それが、現在の議事堂の中核をなす「ウェストミンスター・ホール」であり、そこで1265年に最初の議会が開かれた。
「ウェストミンスター宮殿」は、イングランド歴代君主の主要宮殿となり、さらに改築・増築が進められ、中世後期をとおしてウェストミンスター宮殿は国王の住居であり続けた。
国王の住居としての「ウェストミンスター宮殿」は、1512年の火災で焼失した後、1532年にヘンリー8世が隣接するホワイト・ホール宮殿(Whitehall Palace)に移った時点で終わった。
しかし、「ウェストミンスター・ホール」は、その後も様々な王室行事の舞台となり、1821年のジョージ4世まで戴冠式の晩餐会の会場となってきた。
1834年の火災後、宮殿の再建を協議する王立の委員会が設けられ、1836年に委員会は97の計画案の中からチャールズ・バリーの設計したゴシック様式のデザインを採用し、現在の議事堂(ニュー・パレス)が再建された。
また、1858年にはビッグ・ベン(Big Ben)の名で有名な時計塔(The Clock Tower of The Palace of Westminster)完成した。
『「ロンドンを旅する60章(明石書店刊)」、「ウィキペディア」他参照』

現況・登城記・感想等

「世界で最も美しい国会議事堂」といえばハンガリー・ブダペストの国会議事堂でしょうが、このイギリスの国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)も負けず劣らす美しい。
今回は、「イスラエルによるガザ攻撃に対する抗議のデモ」で、議事堂内見学は勿論、周辺をゆっくり廻ることもできませんでしたが、バンガー・フォード・ブリッジやロンドン・アイの上などから、その美しい姿を見ることができました。
(2014/07/26)

ギャラリー

バンガー・フォード・ブリッジからウェストミンスター宮殿とロンドン・アイを
バンガー・フォード・ブリッジからロンドンアイと国会議事堂を

バンガー・フォード・ブリッジからウェストミンスター宮殿を
バンガー・フォード・ブリッジから国会議事堂を

ロンドン・アイにて
ロンドンアイから1

ロンドン・アイからウェストミンスター宮殿を見下ろす
ロンドンアイから2

ウェストミンスター・ブリッジ脇からウェストミンスター宮殿を
ウェストミンスター・ブリッジ脇から

ウェストミンスター・ブリッジにて
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