マウス城(ヴェルミヒ)

バスの窓からライン川右岸の山上に建つマウス城を

隣の山上にあるカッツ(猫)城に対して揶揄的にマウス(鼠)城と呼ばれた城

ドイツ語名

Burg Maus

別名

当初の名称:サンクト・ペーターズエック城
正式名称:トゥルンベルク城(Burg Thurnberg)、ドイアーンブルク城
別称:ねずみ城(Burg Maus)

所在地

ラインラント・プファルツ州ザンクト・ゴアスハウゼンヴェルミヒ(St.Goarshausen-Wellmich)

現状

個人所有

歴史・現況・感想等

我々のライン川クルーズはザンクト・ゴアで下船。ここからは、バスでケルンへ向かう。
乗ってすぐ右手のライン川右岸山上にマウス城(Burg Maus)が見えてくる。船と較べると、 かなりスピードがあるのでじっくりと眺めることは出来ず、写真に収めるのがやっとだ(苦笑)。
マウス城は、1356年、トリーアの大司教がライン川沿いの領地防衛のために築いた城である。
本来の名称は「トゥルンブルク城(Burg Thurnberg)」なのだが、 すぐ隣にある大勢力を持つカッツェネルンボーゲン伯爵の猫城(カッツ城・Burg Katz) に見据えられて立ちすくんでいるネズミみたいだというわけで「ねずみ城」というあだ名が付けられ、定着してしまったという。
ところが、この城、当時としては進歩的構造の城で、最新の防衛設備を備えていたようだ。
しかし、この城も、1806年にナポレオン軍に爆破されて廃墟と化したという。
1900年にケルンの建築士ゲルトナーが買い受け、1906年にかけて再建した。
現在は、個人所有となり、鷲や隼の飼育場となり、夏季期間は、教習講演と同時に、鳥を飛ばす実演が開催されるとのことだ。
『「現地購入ガイドブック」、「ライン川を巡る旅・紅山雪夫著(実業の日本社刊)」他参照』
(2010/09/17)

ギャラリー

ザンクト・ゴアからバスに乗ってすぐ右手のライン川右岸山上にマウス城(Burg Maus) が見えてくる。船と較べると、かなりスピードがあるのでじっくりと眺めることは出来ず、写真に収めるのがやっとだ。おまけに、この国では、 窓がよほど汚れても拭かないらしく、写真もこの通り(苦笑)。

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