備前 下津井古城(倉敷市)

祇園神社裏手に残る下津井古城の櫓台石垣

西へ落ち延びた足利尊氏が再上洛する時に千余艘の軍船を率いて立ち寄った地

別名

長濱城

所在地

岡山県倉敷市下津井1丁目(祇園神社)
下津井漁業協同組合に西150mほどに見える海に突き出た小山が城跡で、現在は祇園神社が鎮座している。南面下に駐車場有り。

所要時間

駐車場から祇園神社境内まで階段を2分ほど

形状

丘城

現状・遺構等

【現状】 祇園神社
【遺構等】 櫓台石垣

満足度

☆☆☆☆

訪城日

2012/01/08

歴史等

源平合戦の時代には、既に、ここに城跡があったという。
また、楠木正成や北畠顕家らに敗れ、西方へ落ち延びた足利尊氏が、九州で味方を得て、延元元年(1336)、再び上洛への道を進む途中、千余艘の軍船を率いてこの地に3日間滞在していたという。
『岡山県の歴史散歩(山川出版社刊)参照』

現況・登城記・感想等

下津井古城は、瀬戸内海に突き出た小山(浄山)の上にあり、今は祇園神社が鎮座している。
本殿の裏(北側)に小さな社が祀られ、その後ろに小さな櫓台のような高みがあり、その周囲に古い石垣が残っている。祇園神社の由緒書によると下津井古城の石垣で室町時代の頃だという。
その西側は、強烈な急崖になっており、下を覗くと怖いほどだ。
当時の技術で、よくぞこんな場所に石垣を築いたものだと驚くばかりだが・・・。
(2012/01/08訪れて)

ギャラリー

下津井城西の丸から望む下津井古城
下津井古城の北に聳えていた近世城郭下津井城からは、眼下に下津井古城跡を望むことが出来る。
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下津井古城(祇園神社)を見上げる
下津井古城は、瀬戸内海に突き出た小山(浄山)の上にあり、今は祇園神社が鎮座する。神社の下に駐車場があり、ここから石段で登っていく。この周囲の石垣は、幕末に築かれた「下津井祇園下台場」の石垣である。尚、神社へは、この裏側からも登って行くことが出来る。
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「祇園神社」の石碑と「陸奥、長門級戦艦主砲弾」
祇園神社へ登る石段の手前には、ここが下津井祇園下台場跡のためか、祇園神社の石碑と並んで「陸奥、長門級戦艦主砲弾」が置かれている。しかし、戦艦陸奥や長門は昭和の時代のものでしょうに?

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釣りバカ日誌ロケ地
ここは「釣りバカ日誌」のロケ地でもあるらしい。
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祇園神社
下津井古城跡には祇園神社が鎮座している。
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本殿裏の社
本殿の裏(北側)に廻ると、小さな社が祀られ、その後ろに小さな櫓台のような高みがあるのに気が付いた。
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櫓台西側の石垣
周囲に古い石垣が残っている。祇園神社の由緒書によると下津井古城の石垣で室町時代の頃だという。
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櫓台西側の急崖
櫓台の西側は、強烈な急崖になっており、下を覗くと怖いほどだ。当時の技術で、よくぞこんな場所に石垣を築いたものだと驚くばかりだ。
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祇園神社から瀬戸大橋を望む
祇園神社境内からは、目の前に瀬戸大橋が見える。
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