主郭下に建つ立派な城跡碑
南北朝期に南朝方に与し北朝方の美濃土岐氏と戦った吉田休三が築いた山城
所在地
岐阜県揖斐郡揖斐川町北方(城山公園)
【アクセス】
揖斐川町中心部から国道303号を北西へ進むと、右手に北方小学校を過ぎてから斜め右へ曲がり、さらに200m程進むと道が二手に分かれるので右折する。そこから250m程登ると城山公園への入口が左手にある。Uターンするように左折して、道なりに登っていくと主郭下(終点)に着き、すぐ脇に立派な城跡碑が立っている。道路終点付近の余白に駐車できる。
北方小学校:揖斐川町北方1362、0585-22-1272
所要時間
主郭下の駐車場所から1~2分
形状
山城(標高201m、比高約130m)
現状・遺構等
【現状】 城山公園
【遺構等】 曲輪、石碑(2基)、説明板
満足度
★☆☆☆☆
訪城日
2011/11/16
歴史等
建武・延元(1334~40)の頃に、吉田休三入道が築城した。
建武3年(1336)、後醍醐天皇が再び叡山に行幸し、叡山をもって南朝の策源地とした。
越前金ヶ崎城が落ちると、新田氏の一族・堀口美濃守貞満は根尾谷に退き、根尾城主・根尾入道貞、岐礼の豪族・山本貞元、北方城主・吉田休三入道、長峯城主・山岸新左衛門光頼等と相呼応し北朝に抗したが、この時、北方城主・吉田休三入道も南朝方に与し、北朝方の美濃の土岐氏と戦った。
『現地説明板より』
現況・登城記・感想等
北方城址は、山頂主郭のすぐ下まで綺麗に舗装された道を車で登れる。
主郭部は、城山公園となり、春には桜の名所のようだ。
この山頂部の主郭を中心に各所に腰曲輪のような削平地が確認できるが、公園整備の際にかなり改変されているようなので、往時のものかどうかは不明。
主郭からの眺望はいいが、城跡としては???
(2011/11/16登城して)
ギャラリー
北方城要図(現地説明板より)
本丸
本丸跡は綺麗に整備され城山公園になっている。
腰曲輪?
主郭周囲の各所に腰曲輪のような削平地が確認できるが、公園整備の際にかなり改変されているようなので、果たして往時のものかどうか・・・?。
主郭の石碑
石碑は、主郭の下にある大きな石碑のほかに、主郭にも可愛らしい石碑が立っている。