石脇城全景
伊勢新九郎(後の北条早雲)が今川家の客将として住んでいた
所在地
静岡県焼津市石脇下
形状
丘城
現状・遺構等
現状:山林・神社
遺構等:曲輪、土塁?、空堀?、切岸、標柱
満足度
★☆☆☆☆
訪城日
2004/06/29
歴史等
応仁年間(1467~1469)に今川義忠の側室の兄である伊勢新九郎長氏(後の北条早雲)
が今川家の客将として石脇に住まいを構えており、石脇城の築城はその後の文明年間(1469~1486)と推定される。
早乙女貢の「北条早雲」では、「龍王丸が元服し氏親となってからも、小鹿範満が家督を返そうとはしなかったので、
早雲は龍王丸擁立派の軍勢と共に密かに石脇城へと入り、長享元年(1487)11月9日、駿府今川館の小鹿範満を急襲。」となっている。
現況・登城記・感想等
北条早雲に関係する城址なので、遺構はほとんど残っていないのは分かっていたが、興味を持って出掛けた。
焼津の北東の住宅地の中の丘の上にあった。登口は南。石段を上がって行くと頂上の本丸らしき平場に達する。低い丘ではあるが、
自然の崖かもしれないが、崖状に削ってあるようでもあり、低い丘ではあるが、当時は、結構要害だったのかもしれない。
(2004/06/29訪城して)
ギャラリー
登城口から見える崖
自然の崖かもしれないが、崖状に削ってあるようでもある。
本郭跡に建つ大日堂
本郭横の空堀?切岸?
かなり切り立っている。
石脇城跡西側曲輪跡にある城山八幡宮への入口の鳥居(左)と祠(右)
鳥居後ろの石垣(後世代のものであろうが)と細い道は、城址の雰囲気を醸し出している。