大隅 志布志麓(志布志市)

志布志麓武家屋敷の町並み(石垣と生垣)

江戸時代に薩摩藩で形成された麓(外城)の一つ、武家屋敷の庭園がよく残る

所在地

鹿児島県志布志市志布志町帖
【アクセス】
志布志小学校の西に無料駐車場があり、その周辺が麓です。尚、駐車場に「志布志まちあるきマップ」が載った案内板があるので参考にして下さい。
志布志小学校:志布志町帖6398、099-472-1230

現状・遺構等

【現状】 宅地
【遺構等】 石垣、生垣、庭園

満足度

★★☆☆☆

訪城日

2013/11/30

歴史等

江戸時代、薩摩藩は、元和元年(1615)の一国一城令により、鹿児島城(鶴丸城)以外の城は全て破却し、それに代わるものとして、外城 (とじょう)と呼ばれる行政区画を設け、「御仮屋」とか「地頭仮屋」といわれる在地役所を中心に、その周囲に犬槙の生垣、石垣造りの郷士屋敷の集落「麓」を形成した。
薩摩藩内にある100を超える麓(時代により増減があったが、寛永16年には113ヶ所)のうちの一つである「志布志麓」は、隣藩との境界に位置する海陸交通の要衝として藩内でも有数の規模を誇った。
『日本城郭大系18他参照』

現況・登城記・感想等

志布志麓は、志布志城の直下の谷筋に石垣や生垣を巡らせた武家屋敷が建ち並び、国指定の名勝に指定されている天水氏庭園・平山氏庭園・福山氏庭園をはじめ多くの庭園が残されています。
そして、種田山頭火が飲んで「名水の秀句」を詠んだという湧水もあります。
また、町を流れる小川もなかなか風情があり、気持ちよく散策できます。
(2013/12/01訪れて)

ギャラリー

武家屋敷の生垣
志布志麓生垣

武家屋敷群の石垣と生垣
志布志麓町並み

天水家の門
門の両側の大きな石が見事です。
天水氏宅門

天水家の庭と石垣 
天水氏宅と庭園

平山家庭園
平山氏庭園

山頭火も飲んで「名水の秀句」を詠んだという湧水
湧水

町の中を流れる小川
志布志麓小川

トップページへ このページの先頭へ

コメント

この記事へのコメント

名前

メールアドレス

URL

コメント