スターリング城(スコットランド、スターリング)

車窓から見上げるスターリング城

スコットランドの鍵。女王メアリー・スチュアートが戴冠式を行い、その息子ジェームスが洗礼を受けた城

英語名

Stirling Castle

住所

Castle Esplanade, Stirling FK8 1EJ Scotland

歴史等

スターリングは古くから「スコットランドへの鍵」といわれ、「スターリングを制するものはスコットランドを制する」といわれるほど重要な地であった。そのため、何世紀にもわたって多くの戦いの舞台となってきた。
1291年イングランド王エドワード1世によってスターリング城は包囲され、スコットランドは侵略され、屈辱的な臣従を誓わされ、「スクーンの石」を奪われた。そして、スコットランドには王位が許されず、以後スコットランドの統治は、総督がイングランドから派遣され、統治されることとなった。
しかし、13~14世紀にかけて現れた二人の英雄「ウィリアム・ウォリス」と「ロバート・ザ・ブルース」によって、スコットランド軍はこの地で遂にイングランド軍を破り、長年の悲願であったイングランドからの独立を成し遂げた。
その後、スターリングは数世紀にわたりスコットランドの政治と文化の中心として栄えた。
スターリング城は、僅か生後9ヶ月のスコットランド女王メアリー・スチュアートが戴冠式を行い、また、後にスコットランドとイングランドの王家を統一したその息子ジェームズが洗礼を受けた場所でもある。
尚、スターリング城は12世紀に建てられたといわれるが、現在残る建築物の多くは15~16世紀頃に建設されたものである。
『「地球の歩き方(ダイヤモンド社刊)」、「ウィキペディア」他参照』

現況・登城記・感想等

スターリング城は、スコットランド旅行を思い立った際に、是非訪れたい城の一つでした。しかし、今回もパック旅行にしたため、そのツアー日程に予定がなく登城が出来ませんでした。
ただ、グラスゴーからスコッチウイスキーで有名なピトロッホリーへ向かう途中、バスの窓から、断崖絶壁の岩山の上に聳えるスターリング城の姿が見えました。
登城は出来なかったものの、その威圧するような武骨で迫力あるスターリング城の姿が見えただけでもメッケモノというべきでしょうか(*^_^*)。
(2014/07/17)

ギャラリー

バスの窓からスターリング城が見えて来ました
最初、バスの窓から城跡が見えた時、それがスターリング城とは気が付きませんでした。「地球の歩き方」によると「スコットランドで最も壮麗な城と言われている」とあったので、帰国後、調べた際にも、なかなか分かりませんでした。
スターリング城1

ズームアップ
車窓から見る限り、その姿は規模も大きくて迫力満点の城ですが、どう見ても「壮麗な城」というよりも「威圧するような武骨な城」にしか見えませんよね(*^_^*)。
スターリング城2

さらにズームアップ
スターリング城は、キャッスル・ヒルと呼ばれる火山性のでこぼこした岩の上に城が建ち、三方をけわしい断崖に囲まれ非常に防御に優れています。城の土台となっているこの岩山は数千年前から既に砦として存在していたといわれているそうです。
スターリング城3

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