
ローマ橋を守るために造られた要塞
スペイン語名
Torre de la Calahorra
所在地
アンダルシア州コルドバ県コルドバ
訪城日
2009/03/27
歴史等
コルドバは古来、城壁に囲まれた街であったが、城壁面は14世紀から15世紀のレコンキスタの際に随分改造された。
搭に関しては、現在、実物が残っているのはマルムエルタとこのカラオーラの2つだけである。
カラオーラの搭は防衛機能を兼ねた小さな要塞の跡で、本来はイスラム建築であるが14世紀に大幅に改造かつ増築され、現在は、
歴史博物館になっている。
『「コルドバ・Luis Alverez Moreno y Salvador Elias Carabano著
(Gasmath,S.L.刊)」、「地球の歩き方・スペイン(ダイヤモンド社刊)」より』
現況・登城記・感想等
カラオーラの搭(Torre de la Calahorra)そのものは遠くて、よく分からなかったが、
グアダルキビル川に架かるローマ橋(Puente Romano)の姿は素晴らしかった。
これほどの橋が紀元前1世紀に造られたなんて本当に驚きである。日本の歴史の浅さを痛感する。
朝食前の時間を利用してのアルカサル登城のついでだったので、
時間が足りずローマ橋を渡って行く時間がなかったのがつくづく残念だった。ローマ橋は全長331mだそうだ。もう20分、
いや15分あればなあ!!
また、ローマ橋のこちら側の立派な門は、1572に建造されたもので、勝利のアーチ(Arco del Triunfo)
とも呼ばれているそうだ。
(2009/03/27訪れて)
ギャラリー
ローマ橋(Puente Romano)
こんな立派な橋が紀元前1世紀の古代ローマ時代にあったとはねえ。スゴイ!
橋の遠く向こうに見えるのがカラオーラの搭(Torre de la Calahorra)。
勝利のアーチ(Arco del Triunfo)
門の向こうにローマ橋(Puente Romano)とカラオーラの搭(Torre de la
Calahorra)がわずかに見える。