ミラベル宮殿(ザルツブルク)

ミラベル宮殿と庭園

ヴォルフ・ディートリッヒ大司教が愛人サロメ・アルトのために建てた宮殿

ドイツ語名

Schloß Mirabell

所在地

Mirabellplatz 4, Salzburg, Austria

訪城日

2012/06/02、06/03

歴史等

ヴォルフ・ディートリッヒ大司教は、厳格な聖職者ではなかった。愛人サロメ・アルトとの間に10人もの子供をもうけ、さらには1606年、彼女のために宮殿を建てさせ、「アルテナウ」と命名した。
勿論、カトリック教会内では歓迎されず、政治の混乱の渦に巻き込まれ、1661年、逃亡するはめになった。すぐ捕えられ、ホーエンザルツブルク城に幽閉され1617年に獄中で没した。
その後、サロメ・アルトは追放され、宮殿は「ミラベル」と改名され、ディートリッヒ大司教によって奉納された大聖堂の基礎石は、彼の後継者により取り除かれた。
バロック様式の正面は、1818年の大火で消滅し、新古典主義様式簡素に再建された。
『現地購入誌・ザルツブルク(colorama刊)他参照』

現況・登城記・感想等

ミラベル宮殿は、特別豪華なものでなく平凡な建物で、現在市庁舎として使用されているが、2階の大理石の間は見学できるそうだ。
しかし、多くの観光客にとってのお目当ては、その豪華な庭園であろう。
私は、元々、平坦でやたらと広い庭園にはあまり興味ないが、サウンド・オブ・ミュージックの撮影(ドレミの歌を歌う所)に使われた所だと思うと、また別だ(*^_^*)。
また、庭園と、その背後に見える大聖堂などの尖塔、さらには丘の上にそびえるホーエンザルツブルク城が相俟った光景は素晴らしくて感動ものだ。
(2012/06/02、2012/06/03訪れて)

ギャラリー

庭園越しにホーエンザルツブルク城を望む
庭園と、その背後に見える大聖堂などの尖塔、さらには丘の上にそびえるホーエンザルツブルク城が相俟った光景は素晴らしくて感動ものだ。
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宮殿と庭園全景
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宮殿南面
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宮殿南面下の庭園
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宮殿の南に広がる庭園越しにホーエンザルツブルク城を望む
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ズームアップ
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宮殿西側の庭園
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