ノイシュヴァンシュタイン城から見下ろすホーエンシュヴァンガウ城
ルートヴィヒ2世の父マクシミリアン2世が廃墟の城をネオゴシック様式で再建した城
ドイツ語名
Schloß Hohenschwangau
所在地
バイエルン州シュヴァンガウ
訪城日
2010/09/15
歴史等
1832年、ルートヴィヒ2世の父マクシミリアン2世は12世紀に築かれたが廃墟になっていた城を購入し、
1832~36年にネオゴシック様式で再建し、夏の狩の城とした。
この城でルートヴィヒ2世と弟オットーは幸せな幼年時代を過ごした。
この城を含む「シュヴァンガウ」という地名は「白鳥の里」との意であり、この地こそがワーグナーの歌劇「ローエングリン」
で有名な白鳥伝説ゆかりの地であった。こうした地元の伝説にちなみ、ホーエンシュヴァンガウ城には、
至る所に中世騎士伝説を描いた壁画が描かれており、「ローエングリン」の壁画も当然そこに含まれている。
この城で幼少期を過ごしたルートヴィヒ2世が長じた後、ワーグナーの「ローエングリン」に魅了され、
伝説と現実の境界を見失うようになってしまう遠因をここに求める研究者は多い。
ルートヴィヒ2世は、ノイシュヴァンシュタイン城の建築中は、
この城から望遠鏡で進行状況を見ていたという。
『「地球の歩き方ドイツ(ダイヤモンド社刊)」、「ウィキペディア」他参照』
現況・登城記・感想等
今回のドイツの旅で、最もパック旅行の悲哀を感じたのがこの城である。
ノイシュヴァンシュタイン城へ登るために、ホーエンシュバンガウのバス停へ到着すると、黄色くて綺麗なホーエンシュバンガウ城が、
目の前の丘のすぐ上に見える。多分、10分もあれば登れるだろう。城内には「騎士の間」やワーグナーが演奏したピアノが置かれた「音楽室」
などがあるらしい。
ところが、今回のパック旅行の予定になく、バス停付近での自由時間も僅か20分弱しかなかった。これでは、登ってもすぐ下りてくるだけだ。
麓から、その綺麗な姿を見上げるのと、ノイシュヴァンシュタイン城の方からアルプスの山並みや湖などの背景と共に見下ろすことしか出来なかった(^_^;)。
(2010/09/15)
ギャラリー
ホーエンシュヴァンガウの村から見上げる城
ホーエンシュヴァンガウに着くと、すぐ目の前の丘の上にホーエンシュヴァンガウ城が見える。
登城道
10分もあれば登れそうな低い丘だ。右の方を見ると、登って行く人がいっぱい見える。こちらは、
パック旅行の身の上、時間がとれないのが何とも残念(泣)。
ホーエンシュヴァンガウ城からノイシュヴァンシュタイン城を望む
ルートヴィヒ2世は、ノイシュヴァンシュタイン城の建築中は、
この城から望遠鏡で進行状況を見ていたという。登城出来なかったので、以前(2006/05/31)、
家内が登城した時に撮った写真を掲載しています。
ノイシュヴァンシュタイン城からホーエンシュヴァンガウ城を ~クリックにて拡大画面に~
ホーエンシュヴァンガウ城を見るには、このアングルが一番良いように思う。
背後に聳えるアルプスの山々とアルブ湖とのコラボが見事だ(^-^)。