ハイムブルク城(ニーダーライムバッハ)

ニーダーハイムの町に溶け込んでいるハイムブルク城

ルートヴィッヒ宮中伯の南下に対抗してマインツ大司教が築いた城

ドイツ語名

Burg Heimburg

別名

ホーネック城(Burg Hahneck)、ホーエンエック城など

所在地

ラインラント・プファルツ州ニーダーライムバッハ(Niederheimbach)

現状

個人所有住居(非公開)

歴史等

13世紀に、「厳格ルートヴィッヒ」宮中伯が自分の領地であるバッハラハから南方へ勢力拡大を企て、 クロイツナハ近くのブファルツ領を獲得するために、ライヒェンシュタイン城ゾーネック城を買収して、 再建を目指した。
これに対してマインツ大司教はホーエンエック城(後にハイムブルク城と改名)を構築した。城は、1305年に完成し、その後、 1340年まで城の改築が断続的に行われた。
しかし、1344年にライヒェンシュタイン城等の帰属がマインツ大司教と認められ、 その重要性を失ったため、官史の役所として使われることになった。
16世紀以降は、風化されて荒れたままであった。
19世紀後半にスティネス家の所有となり、一部が改築された。
現在、ハイムブルク城は個人所有の物で、所有者自身が住んでいる。
『現地購入ガイドブック他より』

現況・感想等

ハイムブルク城は、ライン河畔にほど近い、それほど高くない丘に建ち、ニーダーライムバッハの町の中にすっかり溶け込んでいる。
その上、日本では超マイナーな城で、この城が載っている旅行ガイドブックはまずないようで、勿論、 私が調べていった本にも載っていなかったので、うっかり見逃すところだった(苦笑)。
ルートヴィッヒ宮中伯の南下に対抗して築いた城にしては、とても防御能力が高いとは思えない。
それでも、すぐ下にある教会とのコラボはなかなかいいネ(^-^)。
(2010/09/17、ライン川クルーズにて)

ギャラリー

ライン川クルーズ    ~Wクリックにて拡大画面に~
ライン川下りは、終点のケルンまで延々と続くが、旅行社のパック旅行によるライン川クルーズは、 リューデスハイムから乗船し、ザンクト・ゴアで下船するのが一般的なようである。そして、この間が、最も見どころが多いようで、 城も密集している。

ニーダーライムバッハの町が近づいてくる
きれいなニーダーライムバッハの町が見えてくると、 そのちょっとした高台部分の木々の上に城の監視搭らしき建物が・・・。日本で調べてきた本には載ってないが、多分、城址だろうと、 慌てて写真を・・・(汗)。

ハイムブルク城
船が近づいて、改めて城であることを確認(^-^)。現地で買ったライン川絵地図で確認したら「Burg Hahneck」という名で載っていた。

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