旧宮殿(バンベルク)

バンベルクの丘地区に建つ旧宮殿

バンベルクの丘の上に建つ神聖ローマ帝国皇帝と領主司教の王宮

所在地

バイエルン州バンベルク(Bamberg)

現状

歴史博物館

歴史・現況・感想等

バンベルクは、神聖ローマ帝国の皇帝ハインリッヒ2世が開いた町で、真ん中をレグニッツ川が流れる。川を境に丘地区(山の手町) と島地区(中ノ島町)に分かれている。
旧宮殿(Alte Residenz)は、領主司教の管轄地区の丘地区にある。美しい門から入ると、木骨組建築の宮殿と中庭が広がっている。 その昔は大聖堂と直結していたという。
旧宮殿は、今は、バンベルク市が歴史博物館を設置し、中世から現代までの絵画など芸術・美術の展示品があり、 19世紀の市民文化の展示などがされているという。
丘地区には、旧宮殿や大聖堂の他にも、聖ミヒャエル僧院、新宮殿など立派な建築物が聳え、 見どころたっぷりである。
しかし、バンベルクの見どころは、やはりレグニッツ川の中洲に建つ旧市庁舎を中心とする島地区の中世のたたずまいが残る光景であろう。 水量豊富な上、流れの速いレグニッツ川と仲良く共存している町並みの入り組んだ小路を散策するのは本当に楽しい(^-^)。
次回、ドイツへ来ることがあったら、一泊してたっぷり時間を掛けて見て廻りたいものだ。
(2010/09/13登城して)

ギャラリー

旧宮殿の木骨組建築の宮殿と中庭
その昔は、左側(南東)に建つ大聖堂と直結していたという。


【丘地区(山の手町)】
真ん中をレグニッツ川が流れる。川を境に丘地区 (山の手町)と島地区(中ノ島町)に分かれている。
(大聖堂) ㊧北側から、㊨東側から撮影
1237年に完成した四本の巨大な尖塔を持つ大聖堂は、ドイツでも指折りの文化遺産で、町のシンボルだ。
 

(新宮殿)
 

【島地区(中ノ島町)】
バンベルクの見どころは、何と言ってもレグニッツ川の中洲に建つ旧市庁舎を中心とする島地区の中世のたたずまいが残る光景であろう。 水量豊富な上、流れの速いレグニッツ川と仲良く共存している町並みの入り組んだ小路を散策するのは本当に楽しい(^-^)。
(旧市庁舎)
旧市庁舎が川の中州に建てられた理由は、伝説では「市庁舎が宗教区に建設されるのを司教が拒否したため、 レグニッツ川の中に杭を打ち込み人工の島を造った。この場所は旧支配者・司教の宗教区と市民の山の手区の境界でもあったので、 権力を持つ市民が名誉を誇示した。」という。

(旧市庁舎の壁面)
旧市庁舎の壁面には18世紀に描かれたフレスコ画があり、騙し画法による立体感がある。また実際に、 壁画の下の方に天使の足がユーモラスに伸びているのが見える(笑)。
 

(レグニッツ川の中洲に建つ旧市庁舎)

(小ヴェニス)
旧市庁舎の先が「小ヴェニス地区(Klein Venedig)」である。漁師達の家が連なっており、 ベランダには緑が映えて美しい。

(ガイヤースヴェルト城があるはずが・・・)
右側の丸屋根の辺りが「ガイヤーズヴェルト城」で、散々捜したが、遂に見つけられなかった (>_<)/
帰国してから分かったがあとの祭! ここから眺める、旧市庁舎(左端)と島地区の家並みの光景も絵になる。

(水の上に、家・家・家・・・)
旧市庁舎からレグニッツ川を南東部へ来ると、急流の中に、 こんな光景がw(*゚o゚*)w。まるで、家の形をした船のようでかっこいい!

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