伊勢 岸岡城(鈴鹿市)

岸岡山緑地として整備された岸岡城跡

神戸氏家臣佐藤氏の城

別名

鬼神岡城

所在地

三重県鈴鹿市岸岡町字雲雀山 岸岡山緑地公園
【アドレス】
近鉄「千代崎駅」南を走る県道507号を駅から西北へ200m程進んだ4つ目の路地を左折し、道なりに行くと、右手に「岸岡山緑地」公園があり、そこに駐車場もある。この公園が城跡。ただ、一つ間違えると極めて狭い路地へ迷い込んでしまうので、近くまで行ったら地元の方に尋ねるのをお薦めする。

形状

平山城(標高45m)

現状・遺構等

【現状】 岸岡山緑地公園
【遺構等】 曲輪?、土塁?、空堀

満足度

☆☆☆☆

訪城日

2011/08/16

歴史等

岸岡城は、室町時代に藤原秀郷の子孫である佐藤中務が下野国から移ってこの地に築城した。佐藤中務は神戸家の家臣であった。
弘治3年(1557)、近江六角氏の伊勢攻略の際、六角氏の将小倉三河守が神戸城の与力である柿城(朝日町)を包囲したため、神戸城主・神戸利盛は柿城救援に赴いたが、佐藤中務は神戸氏に背き、神戸城に近江勢を入れた。
しかし、佐藤氏の家臣・古市与介が佐藤氏に背いて岸岡城に神戸利盛を迎え、長野藤定と神戸城を奪回し、近江勢は千種へ逃げた。佐藤父子は捕らえられ三日市場に晒されたと伝えられる。
『日本城郭大系10より』

現況・登城記・感想等

岸岡城跡は岸岡山緑地公園となり大半が破壊されている。
公園内には、岸岡城の遺構と古墳の遺構とが混在していてよく分からないが、山腹に深さ3m程の空堀らしきものが確認できたが・・・。
(2011/08/16訪れて)

ギャラリー

岸岡緑地を縦横にめぐる道
岸岡城跡は岸岡緑地公園となり、堀底道のような道が縦横にめぐっている。勿論、これは往時の空堀跡ではないだろう。
IMG_5453

山上の古墳
公園内には、岸岡城の遺構と古墳の遺構とが混在していてよく分からない。山上の比較的広い削平地を中心に、いくつもの古墳がある。おそらく、ここが主郭なのだろうが・・・!?
IMG_5450

空堀跡
山腹には空堀が残っていたが、木々の枝がいっぱい張り出していて入って行くのは諦めた。
IMG_5455

トップページへ このページの先頭へ

コメント

この記事へのコメント

名前

メールアドレス

URL

コメント