宅地の西側から南側にかけて残る土塁
木造氏6代政宗によって築かれ弟の康親に与えられた城
所在地
三重県津市久居川方字里ノ内(栄松寺の南西約50~100mほど)
栄松寺:川方町412、電話059-255-3314
駐車場はない
形状
台城(標高20m、比高約10m)
現状・遺構等
【現状】 宅地、竹藪
【遺構等】 土塁、空堀
満足度
★☆☆☆☆
訪城日
2011/08/16
歴史等
川方城(かわかたじょう)は、明応5年(1496)に木造城主の木造氏6代政宗によって築かれ、弟の康親に与えられた。康親は、以後、川方氏を称した。
天正12年(1584)、秀吉と北畠信雄とが対立すると、秀吉方の蒲生氏郷の軍勢によって落城し、城主川方隼人正は戸木城に退いた。
『日本城郭大系10より』
現況・登城記・感想等
川方城は、雲出川北岸の台地の南端部には木造氏一族の城が点在する。川方城もその一つで、木造氏の本城木造城と戸木城を結ぶ直線上のほぼ中央に位置する。
城域は宅地化が進み、竹藪の中に土塁が残っているだけだ。「日本城郭大系10」によると、竹藪西側には二重の土塁があるとのことだが、民家宅地内にあるので確認できなかった。
城の南側は自然崖になり、雲出川をはさんで水田が広がっている。
(2011/08/16訪れて)
ギャラリー
宅地化された城域
城域は宅地化され、その宅地の裏の西側から南側にかけて竹藪となった土塁が残っている。
宅地の西側の土塁