鹿児島城跡に建つ黎明館の駐車場から上山城跡(城山)を望む
南北朝期に土豪上山氏が築いた城、西郷隆盛が自刃した城山で有名
読み方
うえやまじょう
所在地
鹿児島県鹿児島市城山町、城山公園
形状
山城(標高108m)
現状・遺構等
【現状】 城山公園
【遺構等】 土塁、空堀
満足度
★☆☆☆☆
訪城日
2012/11/17
歴史等
上山城は、南北朝期に豊後国緒方の土豪上山氏が鹿児島入りして築いた。
鎌倉幕府を開いた源頼朝は、薩摩・大隅・日向の三国一帯の守護職に島津忠久を任じたが、島津家は3代目の久経まで鎌倉を離れなかったため、この地には土豪が割拠していた。上山氏も、そうした土豪の一人であった。
正平年間(1346~83)に、上山氏は、島津氏の力に屈して桜島に居を移し、上山城は廃城となった。
その250年後の慶長7年(1602)、島津家久(忠恒)が鹿児島城(鶴丸城)を築城し、上山城のあった城山を詰めの城とした。
西南戦争で西郷隆盛がこの城山に籠もり、政府軍に敗れ自刃した。
『日本城郭大系18より』
現況・登城記・感想等
朝からの大雨で、土塁を確認するのが精一杯でした(;>_<;)。
勿論、こんな雨の中、普段は桜島の絶景が眺められるという展望台にも観光客はいなかった(苦笑)。
(2012/11/17訪れて)
ギャラリー
土塁
土塁は比較的良好に残っている。高さは、2m以上あるでしょうか。