レジデンツ広場から旧レジデンツを
大司教ヴォルフ・ディートリヒによって平時の居城として築かれた宮殿
訪城日
2012/06/02
歴史・現況・感想等
レジデンツは、ミラベル宮殿などの建築を指示した大司教ヴォルフ・ディートリヒによって、1595年に着工され、歴代の大司教が平時に居住し、執務をとっていた宮殿である。
大聖堂前のレジデンツ広場を挟んで、東西に新・旧2つのレジデンツが建っている。新、旧と呼び分けられているので誤解されやすいが、いずれもディートリヒによって建てられたものである。
旧レジデンツは、スタッコ(漆喰)装飾が美しい「白の間」、ハプスブルク家の人々の肖像画が飾られた「皇帝の間」、若き日のモーツアルトも演奏を披露したという「騎士の間」、など主な部屋を見学できるという。また、大司教が収集した絵画を展示するレジデンツギャラリーもあるという。
一方、新レジデンツの内部は、ザルツブルク州立博物館となっており、ザルツブルクの歴史と文化に関する展示があるという。
但し、私は、僅か50分のフリータイムには、山上にある詰城「ホーエンザルツブルク城」へ登城したので、どちらのレジデンツも広場から眺めただけだ。
以前見たドイツの多くのレジデンツもそうだったが、この新旧いずれのレジデンツも、内装等々、内部は豪華なようだが、外観はあまり特徴がないので、私は、この手の宮殿建築には興味がないが、新レジデンツの塔(鐘楼)だけは印象的だった。
(2012/06/02)
『「現地購入誌・ザルツブルク(colorama刊)」、「ウィキペディア」他参照』
ギャラリー
大聖堂(左)と旧レジデンツ(右) ~レジデンツ広場にて~
新レジデンツ ~レジデンツ広場にて)
詰城「ホーエンザルツブルク城」から見下ろす