地頭仮屋跡に建つ加世田幼稚園の門と石垣
江戸時代に薩摩藩で形成された麓(外城)の一つ
別名
加世田外城
所在地
鹿児島県南さつま市加世田武田
加世田幼稚園が地頭仮屋跡。
加世田幼稚園:南さつま市世田武田18334番地、 電話0993-52-2029
満足度
★☆☆☆☆
訪城日
2012/11/16
歴史等
江戸時代、薩摩藩は、元和元年(1615)の一国一城令により、鹿児島城(鶴丸城)以外の城は全て破却し、それに代わるものとして、外城 (とじょう)と呼ばれる行政区画(時代により増減があったが、寛永16年には113ヶ所)を設け、「御仮屋」とか「地頭仮屋」といわれる在地役所を中心に、その周囲に犬槙の生垣、石垣造りの郷士屋敷の集落「麓」を形成した。加世田麓もその一つである。
加世田麓は、最初、加世田城内に地頭仮屋が置かれ、周りに武家屋敷を集めた麓集落が形成されたが、享保12年(1727)に城の北西(現加世田幼稚園敷地)に移された。
現況・登城記・感想等
加世田麓の地頭仮屋跡は現在「加世田幼稚園」になり、僅かに石垣に面影を見出すことができるのかも?
また、周辺には石垣、生垣、武家門が残る立派な武家屋敷も多く見られる。
(2012/11/16訪れて)
ギャラリー
武家屋敷