陣屋跡に建つ館山警察署
大納言忠長付衆・屋代氏、後には幕府若年寄水野氏が構えた陣屋
所在地
館山市北条
形状
陣屋
現状・遺構等
現状:市街地(館山警察署・北条病院・館山消防署等)
遺構等:なし
満足度
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訪城日
2009/06/14
歴史等
駿河大納言忠長(2代将軍秀忠の次男)付衆であった屋代忠正が、寛永15年(1638)御先鉄砲頭に取り立てられて安房国朝夷・
安房二郡内に1万石を与えられて立藩し、北条に陣屋を構えた。
忠正の後、2代続いたが、正徳2年(1712)農民一揆が起こり、領地を没収され廃藩となった。
その後、しばらく藩は置かれなかったが、享保10年(1725)若年寄水野忠定が入封し、再度立藩し、陣屋を構えた。
忠正のあと、忠見(若年寄)-忠韶(若年寄)と続き、忠韶は文政8年(1825)若年寄の功労により城主格に列せられ、同10年(1827)
に領地を上総国市原・望陀2郡内に移されて鶴牧に陣屋(鶴牧陣屋)
を構えて移ったため、北条藩は廃藩となった。
『藩と城下町の事典(東京堂出版刊)より』
現況・登城記・感想等
陣屋跡は、館山警察署・北条病院・館山消防署等となり、遺構は勿論、案内板等も全くない。
(2009/06/14訪れて)