安田城跡資料館二階ベランダから城址を
秀吉が越中の佐々成政を攻めた際の、本陣の白鳥城の支城
所在地
富山県富山市婦中町安田244-1
形状
平城
現状・遺構等
現状:安田城跡公園
遺構等:曲輪、土塁、水堀、石碑
満足度
★★★☆☆
訪城日
2007/06/09
歴史等
安田城は、天正13年(1585)全国統一をめざす豊臣秀吉が越中の佐々成政を攻めた際、秀吉の本陣となった白鳥城の支城となった城とされている。
天正13年(1585)前田家の部将岡嶋一吉が城主となった後、代官の平野三郎左衛門が居城したが、後に金沢に帰還し、
廃城になったと伝えられている。
城の規模は、東西約150m、南北約240mで、本丸・二の丸・右郭の3つからなり、井田川から水を引き入れた堀がめぐらされていた。
『安田城跡資料館パンフレットより』
現況・登城記・感想等
安田城跡は、昭和52年の発掘調査に始まり、平成2年度~4年度の整備事業により復元されたそうである。まさに、
ほぼ400年ぶりに地上に現れたわけである。
安田城跡へ着くや、最初に目にしたのは、色とりどりの蓮の花が浮かぶ水堀であった。これを見たとたん、一遍に安田城を気に入ってしまった。
安田城は、その水堀に周りを囲まれた平城というよりも、水堀に浮かぶ浮城といったほうが相応しい。
そして3つの郭とそれを囲む土塁の芝生が鮮やかで、実にきれいな城址公園として復活している。
その郭や土塁の上をぶらぶらと散策すると気持ちが良い。
ただ、城跡はあまりにも平面的で、しかも周りには高い所がないため、全体像が撮れない。城跡前に、資料館があり、
その2階のベランダからが唯一のカメラスポットだろう。ところが、目の前の道路に車が駐車しまま動かないので、
どうしても写真に入ってしまった。
資料館には、それほど多くの展示物はないが、そこの方の親切なこと。パンフや小冊子を持ってきてくれるは、何と、コーヒーまで入れてくれた。
(2007/06/09登城して)
ギャラリー
安田城絵図
さあ登城(右郭への土橋)
二の丸①
二の丸の広さは、南北約80m、
東西約70mである。
二の丸②
本丸への土橋と虎口(二の丸から撮影)
本丸①
本丸の広さは、南北約80m、
東西約90mで、土塁基底部の幅は14mで、現状の高さは1.8mであるが、崩れているので、本来は2.
4mほどの高さであったと推定される。
本丸②
正面虎口の向こうは二の丸
安田城跡資料館
この2階のベランダから全体像を撮ろうとしたが、道路に駐車している車が動かないので参った・・・。
資料館には、それほど多くの展示物はないが、そこの方の親切なこと。パンフや小冊子を持ってきてくれるは、何と、コーヒーまで入れてくれた。