二ノ郭と建物復元表示
武蔵七党の狛江氏の築城、後北条氏に攻め落とされる
所在地
東京都調布市深大寺元町2-13
形状
平山城
現状・遺構等
現状:東京都指定史跡・神代植物園水生植物園・公園・テニスコート他
遺構等:郭、土塁、空堀、建物跡復元表示、石碑、説明板
満足度
★★☆☆☆
訪城日
2004/02/15
歴史等
戦国時代の関東は後北条氏と上杉氏が長きにわたり戦闘を繰り広げた。
大永4年(1524)に扇谷上杉朝興は、北条氏綱によって江戸城を奪われた。
そんな中、深大寺城は、江戸城奪回を目指す扇谷上杉朝定が、
その拠点として天文6年(1537)に古城を再興したものである。しかし、北条氏綱に本拠河越城を奪われたためその後使用されず、
廃城になったと考えられている。
深大寺城は半島状の台地先端部にあり、三つの郭からなっていて、第一郭及び第二郭が残っている。
『現地説明板参照』
現況・登城記・感想等
深大寺城は、一の郭、二の郭と三の郭から成り立っていた。三の郭は現在テニスクラブになっており遺構は殆どみられない。
一の郭は比較的良好に残っている。二の郭は整備されて城跡の復元が行なわれているが、(その逆の)公園化のための破壊も多少あるようだ。
東京都内で、土塁・空堀などの遺構がこれだけ残っているのは有難く、奇跡的かも!?
(2004/02/15訪城後)
ギャラリー
縄張略図(昔と今) ~現地説明板より~
一の郭と二の郭の間の空堀
二の郭と一の郭(写真奥)の間の虎口と土橋
一の郭
二の郭(左の林が一ノ郭)
二ノ郭虎口付近の土塁