主郭東の尾根道への入口に立つ碑
真田氏館の後方にある真田幸隆・信綱・昌幸の山城
別名
松尾城、真田城、住蓮寺城
所在地
長野県上田市真田町長字小別当
形状
山城(標高:895m)
現状・遺構等
現状:山林
遺構等:曲輪、土塁、碑、説明板
満足度
★★★☆☆
訪城日
2004/04/28
歴史等
盆地状になった真田の郷のほぼ中央部の小高い山の上に造られたこの城は、天白城と共に馬蹄形状に構築され、南西面に広がる緩斜面は、
真田氏館跡や原の郷へと続き、
戸石城や矢沢城を望むことが出来る。
本郭は東西8.6m、南北37mの広さで、南側に高さ2mの土塁を築き、北方へ二の郭、三の郭と段差を設けながら延び出し、
その北側は急崖となって厳重に防備している。規模は大きく水利もあり、周辺城跡群等の関係からみて、上田築城以前の真田氏本城で、
真田昌幸が居城したと推定される。
『「現地説明板」、「真田地域自治センターパンフレット」より』
現況・登城記・感想等
真田本城が本当に真田氏の本城だったかは、あくまでもこれは推測だそうである。また、松尾古城も真田本城の前の居城かどうかも分からないそうである。
多分、真田氏居館の詰の城として機能していたのではと思う。居館の所にある歴史資料館のボランティアの方によると、真田氏居館と真田本城及び松尾古城とは、
山の中に繋がる道があるそうである。
車で上まで上がってしまったので、途中の遺構も見れなかったし、あまり感動はしなかったが、
よくよく見ると実に素晴らしい堅固そうな山城であるようでもある。
本丸から眼下に見える真田の町の眺望は絶景であると共に相当な比高差があるのがよく分かる。下から歩いて登ったら松尾古城よりもきついのかもとも思った。
(2004/04/28登城して)
ギャラリー
縄張略図(現地説明板より)
主郭背後の大土塁
主郭東の尾根道手前にある駐車場から歩き始めると、いきなり主郭背後の大土塁が現われる。
主郭背後の大土塁の前で
大土塁の前には縄張図付きの説明板と城址碑がたち、碑の横には895メートルと書かれている。
本城主郭の土塁
2郭からの真田町の眺望
3郭
3郭からの景色(松尾古城も見える)