秋葉社の小さな祠(中央)の両側に立つ城址碑(右)と説明板(左)
藤井松平氏の居城
所在地
愛知県安城市藤井町北本郷、安正寺のすぐ南の道路角
安正寺:藤井町本郷3、電話0566-99-0713
形状
平城
現状・遺構等
現状:宅地
遺構等:石碑、説明板
満足度
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訪城日
2011/01/14
歴史等
安祥城に拠点を構えた安城松平氏は、
その勢力を拡大して安定をはかるため、一族を福釜城・桜井城・
藤井城などに配置した。藤井城は、南の東条氏・吉良氏に備えて築かれた。
永正年間(1504~21)、安城松平2代長親の五男松平利長が藤井氏に養子に入り藤井松平氏初代となった。
2代目信一は、桶狭間合戦後の永禄4年(1561)に家康と今川軍とが戦った長沢の合戦や、永禄6年(1563)から同7年(1564)
にかけて行なわれた西三河一向一揆等に戦功があった。
天正18年(1590)、徳川家康の関東移封に伴い下総国相馬郡布川(現茨城県下館市)へ移ったため廃城となった。
関ヶ原合戦後の慶長6年(1601)、信一は3万5千石の常陸土浦城主となった。
『現地説明板他より』
現況・登城記・感想等
藤井城址は、宅地に埋もれ遺構は全く残っておらず、道路の角部に築山が築かれ、
秋葉社の小さな祠と並んで城址碑と説明板が立っているだけである。
(2011/01/14訪れて)