毛利氏重臣・桂広澄が築城、吉田盆地の南の入口を星ケ城と共に固める城
別名
中山城、三笠山城
所在地
広島県安芸高田市吉田町桂
形状
山城(標高:295m、比高:80m)
現状・遺構等
現状:山林
遺構等:曲輪、土塁、堀切、説明板
満足度
★☆☆☆☆
訪城日
2002/02/09
歴史等
吉田盆地の南の入り口を星ケ城と共に固めるような位置にある。
築城年代については定かではないが、16世紀初頭頃に桂広澄が築城したと云われる。広澄は毛利氏重臣・坂氏から分家して、
この桂に住んだことから桂氏を称した。
桂広澄は毛利家の後継者争いの際に元就の弟・相合元綱を坂氏と擁立し、元就と争い、結果破れて自刃している。その時、
息子の桂元澄も責任をとって自害しようとするが、元就に説得され思いとどまり、以後元就の重臣として活躍していく。
現況・登城記・感想等
吉田郡山城や猿掛城へ登城すべく国道54号線を北上していたら、
たまたま「桂城址」の看板を見つけた。NHK大河ドラマ「毛利元就」で草刈正雄が桂広澄役をやっていて、自刃の場面が印象に残り登城した。
頂上の本丸まであまり時間は掛からなかった。残念ながら、はっきりした遺構は残っていなかったが、ここにあの悲運の名将「桂広澄」
が居城していたのか感慨にひたることは出来た。
(2002/02/09登城して)