県道163号線から二郭を
対宇都宮氏に備えた那須方千本氏の支城
所在地
栃木県芳賀郡市貝町続谷字堀ノ内
【行き方】
市貝町役場から県道163号線を3kmほど北上すると、小貝郵便局があり、ここからさらに2kmほど道なりに北進すると妙恵寺があるが、
その100mほど手前左側に「続谷城址←100m」という案内板が立っている。案内板下(道路横)が結構広いので駐車したが?
形状
平山城
現状・遺構等
現状:山林他
遺構等:曲輪、入口案内板
満足度
★☆☆☆☆
訪城日
2009/02/19
歴史等
続谷(つづきや)城は、永禄年間(1558~69)、或いは文亀年間(1501~03)、承舎六郎により築城されたといわれる。
千本城の支城として宇都宮氏に対する重要な役割を、
近くの杉山城、
大谷津城、
田野辺城などとともに担い、天正13年(1585)千本城の落城に伴い廃城となった。
『とちぎの古城を歩く・塙静夫著(下野新聞社刊)参照』
現況・登城記・感想等
案内板の背後に削平地が2段あり、綺麗に整備されている。その奥には広い場所があるが居館跡であろう。
これらを見た段階では結構期待した。
これらの背後に山があるので、歩き廻ってみたが、古墳とその背後の削平地以外には遺構らしきものはない。
結局、何処がどうなっているのか分からないまま下城。ホントに城跡なの?
(2009/02/19登城して)
ギャラリー
入口案内板と二郭
163号線沿いにこの土塁と入口案内板がある。この土塁が見えたときは結構期待したが・・・。
土塁上が二郭で2段になっている。
居館跡
二郭の北東には広い削平地がある。ここは居館(一郭)跡のようで、背後を山で囲まれているが、
全く防御性を感じないが・・・?
尾根
上写真奥から登って行くと北へ延びる尾根の上へ出るが、遺構らしきものは全くない。北の方へ行ってみたが、
やはり全くない??ただし、尾根の東側(居館の反対側・写真右側)は急傾斜である。
物見台?
再度、南へ戻り山麓にある妙恵寺の方へ戻ると、寺の北西にちょっとした高台がある。古墳跡らしいが、
当然往時は物見台として利用されていたであろう。
物見台裏(西)の曲輪
古墳の裏(西)に廻ってみると削平地がある。ここも何らかの曲輪跡であろう。
妙恵寺
この寺は山腹にあり、背後を切岸で囲まれている。ここも曲輪跡だろうか?