永正年間(1504~20)に南部方の木村秀清が築城
所在地
青森県三戸郡五戸町古館21-1五戸町役場(TEL:0178-62-2111)
形状
崖端城
現状・遺構
現状:五戸町役場
遺構等:外堀跡(市川道)、説明板
満足度(10点満点)
1点
訪城日
2007/08/12
歴史等
永正年間(1504~1520)藩主南部利直の命により木村秀清が五戸を領し、築いた館と伝えられている。
当初は兎内館といわれていた。兎内の地名は鎌倉時代よりみられるこの地域の広域を指し、その中心がこの古館があったところである。
今、市川道とも下田街道とも言っている道路は外堀だったと推定される。北と東は10mを越す崖で、兎内全体が眺望できる高台となっている。
規模は東西200m、南北300mで、五戸館より少し小さいが、要害の地である。
『現地説明板より』
現況・登城記・感想等
郭跡には五戸町役場があり、その駐車場に説明板が建つのみで、往時を偲ぶよすがもないが、車で北東方向に廻り、城跡を眺めると、
要害堅固な城であったことがよくわかる。五戸館よりも分かりやすい。
また、役場への入口手前に橋が架かっており、その下を市川道が走っているが、それが外堀跡であることもよく分かる。
(2007/08/12登城して)
ギャラリー
外堀跡
役場への入口手前に橋が架かっており、その下を市川道が走っているが、それが外堀跡である。
全景
北東方向に廻り、城跡を眺めると、要害堅固な城であったことがよくわかる。