増毛灯台下に設置された標柱
幕末、幕命により秋田藩が増毛に元陣屋を築いた際に設営された台場
所在地
北海道増毛郡増毛町弁天町5丁目
【アクセス】
増毛駅の南西にある増毛灯台周辺が台場跡で、灯台の一段下に標柱が設置されています。
形状
台場
現状・遺構等
【現状】 増毛灯台ほか
【遺構等】 標柱、説明板
満足度
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訪城日
2008/10/17
歴史・現況・登城記・感想等
安政2年(1855)、幕府は秋田・仙台・南部・津軽・松前の各藩に北方警備を命じた。
秋田藩には、「西エゾ地カムイ岬よりシレトコ迄総体並に外島一円持場の事」という命令が出され、安政3年(1856)から元陣屋の築造に着手しました。
そして、本陣となる元陣屋の東西に見晴らしの良い高台に台場が2か所設営されました。
その内、第一台場は元陣屋の西側の高台にある増毛灯台辺りに位置しますが、遺構等は全く残っておらず、日本海を眼下に眺める立地だけがそこに台場があったことを想像させてくれるだけですが、灯台の一段下に標柱が建てられていました。
(2008/10/18訪れて)
*尚、最近、その標柱脇に説明板も設置されたようです。
ギャラリー
増毛駅から灯台(左上)を
写真左上のピンクと白の灯台の辺りが第一台場跡です。増毛は留萌本線の終点駅で、小さな無人駅です。何度か訪れたことがありますが、電車を見たことがありません。何とも、のどかな風景が私は大好きですが、留萌-増毛間が廃線の危機にあるのが心配です。