但馬 朝倉城(養父市)

山頂の本丸跡(中央に櫓台)

越前朝倉氏発祥の城

所在地

兵庫県養父市八鹿町朝倉
【アクセス】
国道9号「朝倉西」信号から300mほど南進(県道271号を通り過ぎます)すると部落内へ出て小さな橋があります。橋を渡った左手に「朝倉区史跡マップ」載った案内板がありますので、それを参考にして下さい。
(朝倉区史跡マップ)
朝倉区史跡マップ
案内板の前を道なりに右へ向かって行っても良いですが、非常に道が狭いので左折することをお薦めします。左折してから道なり右廻りに登って行くと左手に「朝倉天満宮」があり、右手に広場があるので、ここに駐車することをお薦めます。その道をさらに右へ廻るように道なりに行くと地蔵堂の横へ出ます。そこが登城口で標柱や説明板がありますが駐車場はありません。

所要時間

登城口から山頂本丸跡まで15分弱、今回の見学時間は約30分。尚、車を停めた広場から登城口まで徒歩5分ほどです。

形状

山城(標高150m、比高100m)

現状・遺構等

【現状】 山林
【遺構等】 曲輪、石積み、土塁、堀切、櫓台、城址碑、説明板

満足度

☆☆☆☆

歴史等

養父市八鹿町朝倉は越前一乗谷で栄えた朝倉氏の発祥の地です。
朝倉氏は孝徳天皇の皇子・表米親王を始まりとし、平安時代末期に地名を苗字として朝倉氏が興りました。
源頼朝の御家人となった朝倉高清を初代とし、その一族から八木城主の八木氏をはじめ、宿南氏、奈佐氏などの多くの武将を輩出しました。
朝倉城は集落の南西の丘陵に鎌倉時代、高清の子・信高が築城したと思われ、東西130m、南北110mの規模をもちます。
その後、戦国期に改修して守りを固めています。
『現地説明板他より』

現況・登城記・感想等

朝倉氏発祥の城ということで大いに期待しての登城でした。しかも、朝倉城跡の山麓から見上げると山腹に多くの幟が立っているのが見え、益々、期待が高まりました。
しかし、結果的には拍子抜けでした。
規模が小さい上、遺構といえば山頂の本丸中央の櫓台と、周囲の腰曲輪くらいでした。
ただ、山頂からの景色は素晴らしかったです。
(2015/11/11登城して)

ギャラリー

朝倉城跡全景
山麓から見上げると山腹に多くの幟が立っているのが見えます。
朝倉城跡全景

登城口
登城口は、なかなかの雰囲気で「さあ、登城!!」といった感じですが・・・。尚、杖の脇の注意書きには「城山見学は昼間に限って許可します。夜はクマ他の動物も遊んでおります」とありました(笑)。
登城口

獣避け
登城口から2~3分ほど登ると、獣避けの柵が現れます。扉を開けて入城します。
獣避け

登城道①
しばらくは比較的なだらかな登城道を行きます。登城道には「越前朝倉氏発祥の地 但馬朝倉城跡」と染められた多くの幟が立てられています。
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登城道②
城域が近くなると、登城道は急坂になります。
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帯曲輪
登城口から10分ほど登ってくると、本丸下の腰曲輪へ出ます。この辺りには、多くの小石が転がっていますが、「礫」でしょうか?
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本丸
腰曲輪のすぐ上が本丸になります。本丸中央には櫓台と思われる高まりがあります。
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土塁
本丸周囲の一部には土塁が確認できます。
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石積み?
また、石積みのような形跡もありますが、果たして・・・?
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本丸からの眺望(東方面)
本丸からの眺望はなかなかのものです。すぐ東には比丘尼城跡があります。
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本丸からの眺望(北方面)
正面に見える山並みの中のいずれかの山が「向山城跡」です。多分、右奥の尖った山のようですが、分かりません(/。ヽ)。
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本丸からの眺望(北西方面)
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