立待岬とその向こうには津軽海峡と下北半島
残念ながら、当日は晴れてはいたが、少し靄っており、下北半島は見えなかった。
江戸時代後半に北方警備のために幕府が築いた異国船の往来を監視する台場
所在地
北海道函館市住吉町立待岬
形状
台場
現状・遺構等
【現状】 立待岬(景勝観光地)
【遺構等】 説明板
満足度
-----
訪城日
2012/08/02
歴史等
築城年代は定かではないが、18世紀末に幕府が蝦夷地を直轄すると、北方警備のため異国船の往来を監視する台場が築かれた。
また、第二次世界大戦中は、要塞地帯法により市民は立ち入りを禁じられていた。
尚、立待はアイヌ語のヨコウシ(待ち伏せする所、即ち、ここで魚を獲ろうと立って待つ)に因むとのことである。
『現地説明板参照』
現況・登城記・感想等
函館山の南東に位置する立待岬は、海に突き出る形で海抜約30mの断崖がそそり立つ景勝地で、今では函館市内でも人気の観光地の一つだ。
しかし、同時に、津軽海峡を一望でき、晴れている日には下北半島まで見えるというこの地は、異国船を監視するのに絶好の地でもあり、江戸末期に台場が築かれたのもうなずける。
勿論、今では台場の遺構は全く残っていないが、岬の説明板に台場があったことが記されているだけでもよしとするしかないでしょう。
(2012/08/02訪れて)
ギャラリー
函館山から海に落ち込む断崖絶壁
立待岬からは、函館山がそのまま海に崩れ落ちる断崖絶壁が見渡せ、ダイナミックな景色が広がる。
立待岬から眺める函館市街
立待岬からは函館市街が、よく見渡せる。
説明板
台場の遺構は全く残っていないが、岬の説明板に台場があったことが記されているだけでもよしとするしかないでしょうネ。