藻原寺大堂(祖師堂)
鎌倉時代の土豪斎藤兼綱の居館
所在地
千葉県茂原市茂原1201藻原寺(そうげんじ)
藻原寺:電話0475-22-3153
形状
館
現状・遺構等
現状:藻原寺
遺構等:なし
満足度
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訪城日
2009/12/03
歴史等
鎌倉時代、遠江蒲生の領主で、この地に流刑となった土豪斎藤兼綱の居館である。
藻原寺は、斎藤兼綱が建てた草庵に始まると伝えられ、藻原寺略縁起によると、「藻原の豪族として威勢を誇っていた齋藤氏と、
その一族の須田次郎時忠が同時に夢の中で『聖僧来たって笠森にあり疾く住いて迎えよ』との観世音菩薩のお告げを受けました。
二人は早速お告げに従い、日蓮大聖人を自邸に招き、教えを乞い最初の帰依者となり、建治2年7月、ついに邸内に一小堂を建立しました。
これが藻原寺の起こりです。」とある。
現況・登城記・感想等
藻原寺が、藻原城址という。
寺の背後一帯は、茂原公園となり、池を中心に比高20mほどの山が取り囲んでいる。日本城郭大系6によると、
池は水堀跡とされているが果たして・・・?
藻原寺周囲には、遺構は全く残っていないが、寺背後の山は鷲巣山城跡だそうで、山中には堀切等の遺構が残るというが、
藻原城との関係は如何に?である。
藻原寺には、多宝塔式と呼ばれる真っ白な山門が建ち、茂原市のシンボルとなっている。門をくぐると、広い境内の中の大堂(祖師堂)
が見えてくる。
(2009/12/03訪れて)
ギャラリー
藻原寺山門
多宝塔式の山門で、高さ25mある。茂原市のシンボルとなっている。
茂原公園の池(水堀跡?)