上野 一郷山城(吉井町)

模擬天守(展望台)

新堀城と共に平井城の西方を固める城

所在地

群馬県多野郡吉井町多比良

形状

山城(砦)

現状・遺構等

現状:山林(公園)
遺構等:模擬天守(展望台)、説明板

満足度

★☆☆☆☆

訪城日

2007/10/04

歴史等

永享10年(1438)関東管領上杉憲実は、鎌倉公方足利持氏と争い、鎌倉を退き、平井城 (藤岡市西平井)に拠った。
一郷城は、その頃平井城西方の守りとして、新堀城(多比良城)と共に築城された。山頂にあることから、 狼煙台としての任務が主なものであったろう。
永禄6年(1563)2月、西上州侵略を図る武田信玄は、平井城攻略の緒戦として、 一郷山城を攻めた。防戦のため、山頂から落した大石は、真下の見銘寺を押し潰し、火災となり、城は全焼、将兵は全滅、 婦女子は急崖に身を投げ落城した。ついで、新堀城も攻略された。
『現地説明板より』

現況・登城記・感想等

一郷山城の遺構は、模擬天守や車道の敷設にともない壊滅状態のようである。遺構等はともかく、模擬天守からの眺望は本当に素晴らしい。 天候に恵まれれば、妙義山・浅間山・榛名山・谷川連峰・赤城山・日光男体山・筑波山等が一望のもとに見えるようである。残念ながら、 今日は靄がかかり、そこまでは見えなかったものの素晴らしい眺望であった。
一郷山城の模擬天守は標高491mの牛伏山東峰(西峰は金毘羅山、東峰は一郷山という)にあり、上信越自動車道や吉井町からもよく見え、 非常に目立つ。比高差は200mもあるが車で登って行くことが出来る。
(2007/10/04登城して)

ギャラリー

一郷山城縄張図(現地模擬天守内展示資料より)  ~クリックにて拡大画面に~

一郷山城遠景
一郷山城の模擬天守は標高491mの牛伏山東峰(西峰は金毘羅山、東峰は一郷山という) にあり、上信越自動車道や吉井町からもよく見え、非常に目立つ。

一郷山城模擬天守
2階は吉井町の歴史・ 文化・観光資料展示、三階は展望台になっており、360度のパノラマが望める。

一郷山城展望台からの北方面の眺望
模擬天守からの眺望は本当に素晴らしい。天候に恵まれれば、妙義山・ 浅間山・榛名山・谷川連峰・赤城山・日光男体山・筑波山等が一望のもとに見えるようである。残念ながら、今日は靄がかかり、 そこまでは見えなかったものの素晴らしい眺望であった。

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