小林城跡の清浄寺表参道(矢場地蔵尊碑の後ろに説明板)
尾張守護斯波氏一族牧氏の城、城主長清の夫人は信長の妹(お市の姉)
所在地
名古屋市中区大須4丁目、清浄寺
【アクセス】
地下鉄名城線「矢場町駅」4番出口から南へ約150m。「矢場町駅」4番出口から約100m南進すると「若宮大通久屋」交差点へ出る。交差点を渡り20~30mほど進んだ右手が清浄寺で小林城跡である。入口に大きな地蔵「矢場地蔵」が立っている。
形状
平城
現状・遺構等
【現状】 清浄寺
【遺構等】 城主墓、説明板
満足度
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訪城日
2013/09/18
歴史等
小林城は、天文17年(1548)に、尾張守護斯波氏の一族・牧長義(のち義清)が築き、長義・長清の2代23年間居城し、織田氏に属してこの地域を制圧した。
長清の夫人(おとく)は織田信長の妹でお市の方の姉にあたり、美人のほまれが高く人々から小林殿と呼ばれていたという。
長清は老後、参禅して仏門に帰依し、その死後、小林城は廃城となった。
のちに、城跡は尾張藩2代藩主光友の剣術師範を務めた柳生兵庫の屋敷となったあと、元禄年中(1688~1704)、その跡に清浄寺が建立された。
『「日本城郭大系9」、「現地説明板」より』
現況・登城記・感想等
名古屋の繁華街に近い大須にある清浄寺が小林城跡で、表参道入口(寺の西側)に説明板が立っているだけで、遺構は残っていないが、境内(東部)に城主牧氏の墓所がある。
(2013/09/18訪れて)
ギャラリー
城主牧氏の墓
矢場地蔵
清浄寺は、高さ5mほどもあるジャンボ地蔵「矢場地蔵」で有名なのだそうです。確かにデカイが、可愛らしい顔をしています。