城址・元城東照宮にて5月の浜松祭の凧の準備を
浜松城の元になった城
所在地
静岡県浜松市中区元城町(もとしろちょう)
形状
丘城(比高:10m~20m)
現状・遺構等
現状:元城東照宮、市街地
遺構等:なし
満足度
★☆☆☆☆
訪城日
2005/04/24
歴史等
城の創築に関しては諸説あるが、永正年間(1504~1520)には、戦国大名今川氏親の支城として重臣飯尾乗連が居城していた。
永禄3年(1560)桶狭間の戦いで今川義元が討たれると、松平元康(後の徳川家康)は今川家を離反して三河岡崎城に戻り独立した。
そして、永禄11年(1568)旧今川領に侵攻を開始して曳馬城を落とした。
その後、元亀元年(1570)、家康は遠江を制圧すると岡崎城を長子信康に譲り、
曳馬城に移った。
天正5年(1577)、家康は本多作左衛門重次を奉行として、三河・遠江2ヶ国の大名に相応しい大規模な城造りに着手し、
曳馬城域を含む形で、西方の高台に新たな城(浜松城)
を築いた。
現在、曳馬城址には遺構を確認できる物はなく、切り立った崖(台地)上に元城東照宮が建つのみである。
現況・登城記・感想等
浜松には本当に永く住んでいたにもかかわらず、曳馬城址が何処にあるのかさえ知らなかったし、興味もなかった。
ホテル・コンコルドの向い側(浜松城の向い側でもある)の小高い丘の上に元城東照宮が建っているが、それが城跡の一部とのことである。
この丘は、いかにも城跡?(砦跡)らしく、三方を削ったような崖になっていた。5月連休の凧揚げ祭の準備で町の人が集まってきていた。
遺構は全く残っていないようである。
ギャラリー
曳馬城全景