遠江 袋井陣屋(袋井市)

円通寺山門として移築された陣屋門

江戸期前半の約90年間、9人の代官が歴任し8万石余を支配した陣屋

別名

川井代官所

形状

陣屋

現状・遺構等

【現状】 原野谷川河川敷
【遺構等】 移築陣屋門(円通寺)、代官所建物(法泉寺、掛川市滝之谷)

満足度

☆☆☆☆

訪城日

2014/05/21

歴史等

袋井陣屋は、寛永10年(1633)頃、信州駒場から移ってきた宮崎三左衛門が創設し、8万820石余りを支配した。
以後、享保7年(1722)に9代目代官岩室伊右衛門が転任するまで約90年間、9人の代官が歴任し、その後は中泉代官所(中泉陣屋)が領地を支配した。
『円通寺説明板より』

現況・登城記・感想等

袋井陣屋は袋井市川井円通寺の南に位置していましたが、大正12年(1923)の原野谷川の河川改修工事によって消滅してしまい、現在は河川敷となっています。
遺構としては円通寺に移築陣屋門と歴代代官の墓、掛川市滝之谷の法泉寺に移築された建物があります。
(2014/05/21訪れて)

ギャラリー

円通寺墓地にある川井代官の墓石
川井代官の墓は、無縁仏となり他の多くの墓石と一緒に寄せ集められています。案内碑には「中央の3つの墓石は歴代代官の墓石」と書かれているが、どれのことか分かりませんでした。それにしても、このようにその他大勢として寄せ集められているとは、まさに「 諸行無常、盛者必衰」ですね。
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原野谷川河川敷となった陣屋跡地
袋井陣屋は袋井市川井円通寺の南に位置していましたが、大正12年(1923)の原野谷川の河川改修工事によって消滅してしまい、現在は河川敷となっています。
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法泉寺の庫裏として移築された陣屋建物(円通山門脇説明板より)
陣屋建物の一部が、掛川市滝之谷の法泉寺に移築されています。ちょっと遠いので、円通寺山門(陣屋門)脇の説明板の写真を拝借しました。
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