伊勢 大井田城(いなべ市大安町)

主郭南側の土塁と井戸跡

栗田左衛門佐の居城、戦国期に美濃の斉藤氏が攻め寄せ、1ヶ月余籠城

所在地

三重県いなべ市大安町大井田
【アクセス】
三岐鉄道「大安駅」の北西約500mにある「梅林公園」が城跡。
「大安駅」の北側の踏切を西へ渡り、約200m西進すると信号がある。その信号右手前方角に城址碑がある。信号から道なりに約100m西進すると右手に説明板が見える。そこが登城口で、そのすぐ上の方に城跡(梅林公園)がある。
説明板の傍に1~2台の駐車スペースがある。

形状

平山城(崖端城)

現状・遺構等

現状:梅林公園
遺構等:曲輪、土塁、空堀、井戸、石碑、説明板

満足度

☆☆☆☆

訪城日

2010/12/02

歴史等

大井田城は「員弁雑志」によると、栗田左衛門佐の居城であったと書かれているが、築城と落城の時期は定かではない。
大井田城は、文明5年(1473))頃、美濃の斉藤氏が攻め寄せた時、北伊勢衆が1ヶ月余りにわたって、防戦につとめた城ではないかと、記録に残されている。
『現地説明板より』

現況・登城記・感想等

大井田城跡は梅林公園となり、規模は小さいものの比較的遺構がよく残っている。
主郭の西側下は藪になっているが、土塁と空堀が確認できる。
主郭南側には断続する土塁が残り、土塁内側に井戸跡がある。
北側にも50cm程の低土塁が残り、その向こうは宇賀川に臨む急峻な崖となっている。
(2010/12/02登城して)

ギャラリー

城址碑
城跡下(南西角)に城址碑が立っている。石碑裏の土塁上が城跡。

主郭西側の空堀
主郭の西側下は、かなり強烈な藪になっているが、土塁と堀が何とか認められる。

主郭南側の土塁と虎口?
説明板のところから登って行くと、左手に土塁が見えてくる。この主郭南側の土塁は断続的に残っている。

主郭
主郭は梅林公園として整備されて、地域の人々の安ら­ぎの場となっている。

主郭南側土塁裾の井戸跡
主郭南側の土塁裾には井戸跡がある。ネットで覆われていたので、網目からデジカメのレンズ部分を何とか入れて撮影したが、中はよく分からなかった。

主郭北側の土塁
主郭北側にも、50cmほどの何とか認められるほどの土塁が残っている。

主郭の北側の崖
主郭北側土塁の向こうは宇賀川に臨む急峻な崖となっている。

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