肥後 南関御茶屋(南関町)

熊本県内に唯一現存する御茶屋「南関御茶屋」

熊本藩主細川斉護が建てた参勤交代や領内巡視の際に休憩、宿泊のための御殿

読み方

なんかんおちゃや

所在地

熊本県玉名郡南関町大字関町1141-2、南関御茶屋
【アクセス】
南関御茶屋の南にある南関町公民館・南関町役場駐車場を利用。
南関御茶屋:電話0968-53-0859

形状

御殿

現状・遺構等

【遺構等】 御茶屋、石垣、標柱、説明板

満足度

☆☆☆☆

訪城日

2013/11/26

歴史等

南関茶屋の創立がいつか、文献史料で確認することはできないが、元和元年(1615)、鷹ノ原城(南関新城)が廃城になるということが契機となって、関町に御茶屋が設置されたのではないかと推測される。
現在の南関茶屋は、嘉永3年(1850)8月に起工して、嘉永5年(1852)正月頃に完成したもので、藩主が参勤交代する時や領内巡視の際に休憩、宿泊していたものですが、利用者としては、細川家はもとより、薩摩島津家、人吉相良家、宇土細川家などがあり、「篤姫」も、江戸参府の旅の途中、嘉永6年(1853)8月30日に南関御茶屋で昼休みをとっている。
明治25年(1892)に個人の所有となり、建物は民家や料亭として利用された。
平成15年8月27日に国史跡の指定を受け、同年より保存修復工事に着工し、平成16年度末、往時の姿を取り戻すこととなった。
『「現地説明板」、「第二部シンポジウム資料(九州文化財研究所)」より』

現況・登城記・感想等

南関茶屋を訪れたのは、火曜日で休館日でしたので、外観の写真を撮ったあと、そそくさと裏山の鷹ノ原城跡へ向かいました。
尤も、建築系より土木系好みの私は、城郭風の高石垣を見るだけで充分でしたが・・・。
(2013/11/26訪れて)

ギャラリー

南関御茶屋背後の鷹ノ原城
南関御茶屋の背後には、加藤清正が自ら縄張りをした鷹ノ原城跡があります。
01鷹ノ原城全景

裏小路
南関御茶屋の東の方には、裏小路があり、石垣が残っています。
IMG_5801

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