ミハスの要塞(マラガ県ミハス)

白い町ミハスの丘の上に築かれたアラブの城塞

スペイン語名

Castillo de Mijas

所在地

アンダルシア州マラガ県ミハス

訪城日

2009/03/28

歴史等

ミハス(Mijas)は、紀元前10~6世紀頃にイベリア半島で栄えたタルテシオ王国(Tardesio)の人々が造ったと言われている。
その後、ローマ人たちが支配し、海岸を見張る格好の地に要塞を築いた。
9世紀後半からアラブ人が支配し改築した。
1487年にカトリック教徒が彼らを追放した。

現況・登城記・感想等

ミハス(Mijas)はコスタ・デル・ソル海岸を見下ろす小高い山の中腹にある白壁の家が立ち並ぶ美しい町で、楽しく散策できる。今では、町はすっかり観光地化され多くの観光客が訪れる。
崖の上の要塞跡が、今では展望台になっている。展望台から見下ろす森や村々、そして地中海の光景が素晴らしい。アフリカ大陸も近いので年に何回かは見えることがあるそうだが、残念ながら今日はさすがに・・・。
要塞跡に城壁等の遺構が良好に残っているのは予想外というか嬉しい誤算だった。
中でも、日本の城でいう出丸(横矢?)のように突き出たところの城壁が良好に残り、出丸と出丸の間に喰い込んだ、怖いほど深くて急崖の濠?が実にかっこいい。しかも、濠を覗くと畝堀のようになっていたが・・・?
搭も一部残っており、また、建物の壁に転用されている城壁もあった。
(2009/03/28登城して)

ギャラリー

ミハスの要塞と町の遠景
ミハス(Mijas)の要塞はコスタ・デル・ソル海岸を見下ろす小高い山の上に築かれている。右上の白い建物が並ぶ町がミハス。
01ミハスの城砦遠景

要塞全景
ミハス要塞全景2

城壁
ミハスの町から展望台へ向かうと、左手上にこの城壁が現れる。
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坂道を登りきって振り返るとこの搭とミハスの町が。
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教会
アラブ人を追い出した後、要塞跡地にはいざという時に避難のできる教会が建てられた。教会の搭には町中に響き渡るような608kgもあるベルが備え付けられている。
DSC07176


教会を通り過ぎ、展望台へ向かうと城内側へ喰い込んだ濠?が現れる。日本の城でいう横矢が掛かっているわけだ!?怖いほど深くて急崖の濠?が実にかっこいい。
DSC07151

畝濠?
濠の中を覗くと畝濠のようになっていた。
DSC07153

横矢?
日本の城でいう横矢?のように折れのある城壁が良好に残りかっこいい!!それにしても強烈な崖の上にあるものだ。敵も、ここから登ってくるのは不可能だろう。
DSC07159

崖下を覗く
城壁の上から下を覗くと、急崖が山裾まで延びています。
DSC07150

眺望
展望台から見下ろす森や村々、そして地中海の光景が素晴らしい。アフリカ大陸も近い(約120kmほどだそうだ)ので年に何回かは見えることがあるそうだが、残念ながら今日は無理なようでした。
眺望

【ミハス】
ミハス(Mijas)は、白壁の家が立ち並ぶ美しい町で、楽しく散策できる。
ミハスの町並みを
ミハス

ミハス散策
ミハス町並み1

ミハス町並み3 ミハス町並み4

ミハス町並み2

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