リヒテンシュタイン宮殿(プラハ)

カレル橋から望むリヒテンシュタイン宮殿

カール1世(初代リヒテンシュタイン公)が建てたプラハ初のバロック式宮殿

チェコ語名

Lichtenštejnský palác

所在地

U Sovových mlýnů 4/506, Praha 1 - Malá Strana

歴史等

テンシュタイン宮殿は、カール1世(Karl I. von Liechtenstein)が建てたプラハ初の本格的バロック宮殿である。
カール1世は、リヒテンシュタインの侯爵(公、大公とも)で初代リヒテンシュタイン公である。1569年にリヒテンシュタイン家ハルトマン2世の長子として生まれた。
ウィーンでハプスブルク家の皇帝ルドルフ2世、およびそのあとを継いで皇帝となったマティアスに仕え、要職に取り立てられ、1608年にはマティアスから侯爵の位を与えられた。
1620年に勃発したハプスブルク軍勢力とボヘミアのプロテスタント貴族の「白山の戦い」においても皇帝フェルディナント2世側に就き、戦後、首謀者とされたボヘミアのプロテスタント貴族たち27人の処刑を行なった。
「白山の戦い」の後、プロテスタント系貴族のマラー・ストラナの多くの館は没収され、功績をあげたカトリック系貴族に恩賞として与えられ、新たにバロック様式の大きな宮殿がいくつも建築されていった。
カール1世(リヒテンシュタイン公)は、リヒテンシュタイン宮殿を建造しそこに暮らした。
現在はプラハ音楽アカデミーの校舎やコンサートホール、美術館などになっているという。
『「図説プラハ・片野優、須貝典子著(河出書房新社刊)」、「ウィキペディア」ほか参照』

現況・登城記・感想等

プラハ城の城下町であるマラー・ストラナ地区には、ヴァルトシュテイン宮殿、リヒテンシュタイン宮殿をはじめとする豪奢なバロック建築の館が建ち並ぶ17世紀の古い街並みが残り、映画などにも登場する。
リヒテンシュタイン宮殿は、トム・クルーズ主演のスパイ映画「ミッション・インポッシブル」の中で、アメリカ大使館に見立てられたそうだ。
是非、訪れたかったが、今回の旅行で与えられた自由時間は僅か4時間弱。何処を訪れようか迷った末、チェコ発祥の伝説の地「ヴィシェフラド」へ出掛けることにした。
という訳で、カレル橋から見下ろすことしか出来なかった。従って、庭園は勿論見えず、豪華なバロック建築であることも認識できず、ただ四角い建物としか映らなかった(/。ヽ)。まあ、しょうがないですね。
(2012/05/31)

ギャラリー

カレル橋からリヒテンシュタイン宮殿方面を望む
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