ボスフォラス海峡クルーズの船上から見るチュラーン宮殿
スルタン「アブデュルアズィズ」によって建てられた宮殿、現在は五つ星ホテルに
トルコ語名
Çırağan Sarayı
所在地
トルコ共和国シスタンブール県イスタンブール市（Ｉｓｔａｎｂｕｌ）ベシクタシュ地区
歴史等
１８世紀、ボスポラス海峡に面した風光明媚な土地にアフメト３世が邸宅を築き、娘婿で大宰相のイブラヒム・パシャが居住していた。
１８３４年にはマフムト２世がそれまでの邸宅を取り壊し、自分用の宮殿を建設したが、１８５７年にアブデュルメジト１世によって廃され、新たな宮殿が建設されかけたがアブデュルメジト１世の死によって工事が中止された。
現在のチュラーン宮殿はアブデュルアズィズの命により建設されたもので、１８６３年から１８６７年頃に着工し、１８７２年に完成した。
この時代のオスマン帝国のスルタンは各個人の私邸を建設する習慣があり、チュラーン宮殿はその例に則って建設された最後の皇帝私邸である。
完成後、アブデュルアズィズが居住したが１８７６年に亡くなったた。 次のスルタンであるムラト５世は私邸を建設せず、そのままチュラーン宮殿を使用したが、精神を病んでいたムラト５世はわずか９３日で退位し、１９０４年に亡くなるまで同宮殿で軟禁生活を送った。
その後、１９０９年１１月からチュラーン宮殿は議事堂として転用されたが、直後の１９１０年１月１９日、外壁だけを残して焼け落ち、廃墟として放置された。
１９８７年、日本の熊谷組が買い取り、大規模な修復が開始、１９８９年に完成し、約８０年ぶりに蘇った。
修復工事ではホテルとしての機能が追加され、１９９０年からはドイツのケンピンスキーが、同国の最高評価である５つ星の格付けを持つ高級ホテルとして運営している。
『ウィキペディア・チュラーン宮殿より』
現況・登城記・感想等
ボスフォラス海峡クルーズで１５分程すると、左手（ヨーロッパ側）にドルマバフチェ宮殿が現れ、さらに５分程すると、またまた豪華な建物が現れます。それがチュラーン宮殿です。
現在では、超高級ホテルになっているようですが、泊ってみたいものですね。
尚、ドルマバフチェ宮殿については、詳細な説明がありますが当宮殿については全く説明がないので気を付けていないとあっという間に通り過ぎてしまいます。
兎に角、ボスフォラス海峡両岸には宮殿や城がいっぱいですw(*ﾟoﾟ*)w。
（２００８／０３／２０）
