主体部南側を断ち切る二重空堀
アイヌの英雄シャクシャインが築造したチャシ
別名
入舟のチャシ
所在地
北海道日高郡新ひだか町静内入舟町
【アクセス】
シベチャリチャシのある真歌公園の西300~400mほどの所に静内灯台が建っている。そのすぐ北側にホイナシリチャシの説明板があり、その脇から150mほど降りていくとチャシ主体部へと出る。
形状
丘先式チャシ
現状・遺構等
現状:山林
遺構等:空濠、土塁、郭、説明板
満足度
★★☆☆☆
訪城日
2008/10/20
歴史等
ホイナシリチャシは、「入舟のチャシ」とも呼ばれ、17世紀、静内川下流に勢力を誇ったシャクシャインが築いたチャシと考えられている。
昭和34年に、静内高校郷土研究部によって発掘調査され、鉄鍋や漆器、鹿角が出土している。
『現地説明板より』
シャクシャインについては、シベチャリチャシを参照。
現況・登城記・感想等
ホイナシリチャシは、主体部への手前(南)と主体部の北東部には尾根を断ち切った二重の空濠と土塁が良好に残っている。
また、主体部北から眼下に見下ろす、静内川と静内の町並み、そして西方面に太平洋を望む眺望は最高に素晴らしいが、雑草がちょっと邪魔!
(2008/10/20訪れて)
ギャラリー
静内川対岸から仰ぎ見るシベチャリチャシとホイナシリチャシ
半島状丘陵右端先端部がホイナシリチャシ、左側の高い部分がシベチャリチャシ。川の手前にある石碑は「染退川(しべちゃりがわ)渡船場跡」の碑。静内橋が架設されるまでの寛政11年(1799)頃~明治39年(1906)まで染退川(静内川)には丸太舟などを使っての舟渡しがあったそうです。
真歌公園入口前の花壇
ホイナシリチャシへは、シベチャリチャシのある真歌公園前の花壇の左側の道を西へ300~400ほど行きます。
静内灯台
ホイナシリチャシへは、この静内灯台が目印になります。
灯台北側の説明板(チャシへの入口)
灯台のすぐ北側にホイナシリチャシの説明板が立っています。その脇が登城口で、そこから150mほど降りていきます。
チャシ主体部とその手前(南側)の二重堀切
最初、土塁様のものが見えてきますが、それが二重堀切です。その向こうに主体部が見えます。
主体部南側の二重堀切
主体部
主体部の北東の二重堀切
主体部北からの眺望
主体部北から眼下に見下ろす静内川と静内の町並み、そして西方面に太平洋を望む眺望は最高に素晴らしいのですが、雑草がちょっと邪魔!