牛洞陣屋石垣と標柱
大垣藩から分地され構えた牛洞戸田氏の陣屋
読み方
うしぼらじんや
所在地
岐阜県揖斐郡大野町牛洞(長念寺の北東すぐ)
長念寺:大野町大字牛洞26
形状
陣屋
現状・遺構等
【現状】 宅地
【遺構等】 石垣、標柱
満足度
★☆☆☆☆
訪城日
2011/11/17
歴史等
牛洞陣屋は、延宝5年(1677)頃に戸田氏胤によって築かれたといわれる。
大垣藩初代戸田氏鉄の六男氏照が4千石を分知され牛洞戸田氏の祖となり、谷汲深根に陣屋を構えていたが、氏照の子氏胤のとき、弟氏道に5百石を分地し、自身は3千5百石を領して陣屋を牛洞へと移した。
牛洞戸田氏はその後代々続いて明治に至る。
現況・登城記・感想等
民家に石垣が築かれ、その上に陣屋の標柱が立ち、向かいには「牛洞陣屋高札場跡」の石碑が立っている。
石垣は陣屋遺構のようだが、その長~く延びる石垣は、結構見応えがある。
ここに来るまで、それほど登って来ていると思わなかったが、南東方面を眺めると、結構眺望も良く、それなりに高台にあり、陣屋の立地としても適しているのが分かる。
(2011/11/17訪れて)
ギャラリー
陣屋石垣と標柱
民家の入口の石垣の上に「牛洞陣屋跡」の標柱が建てられている。
陣屋石垣①
この辺りはなだらかな坂になっており、陣屋跡の民家の石垣は、坂上の方へ長~く延びていて、なかなか見応えがある。
陣屋石垣②
石垣は、(東)隣の民家まで続いている。この辺りまで陣屋の地であったのだろう。
陣屋横から
ここに来るまで、それほど登って来ていると思わなかったが、北西方面を眺めると、結構眺望も良く、それなりに高台にあり、陣屋の立地としても適しているのが分かる。
高札場跡の碑
陣屋標柱の立つ石垣の向かい側には「高札場跡」の新しい石碑が立っている。