墨俣一夜城模擬天守閣
信長が美濃攻略のために木下藤吉郎(秀吉)に築かせた有名な一夜城
別名
墨俣一夜城
所在地
岐阜県大垣市墨俣町墨俣字城之越
【アクセス】
県道31号「長良大橋西信号」を北へ曲がり、県道23号に入る。堤防沿いを500m程北上した左手に模擬天守が建っている。
模擬天守の建つ公園の南側100~150mほどの河川敷に広い無料駐車場がある。
形状
平城(砦)
現状・遺構等
【現状】 墨俣一夜城址公園
【遺構等】 模擬天守ほかいろいろ
満足度
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訪城日
2011/11/17
歴史等
墨俣城は、永禄9年(1566)に木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)によって築かれた。
斎藤道三の死後、織田信長は美濃攻略に着手したが攻略しかねていた。そこで、信長は美濃攻略の前線基地として、稲葉山城と大垣城の間にあるこの墨俣の地に城(砦)を築こうと考えた。
最初、佐久間信盛、柴田勝家と築城を命じられるが、この地は美濃領でもあり、斎藤勢に攻められ築城は失敗した。
三度目に命じられたのが秀吉で、蜂須賀小六らの川並衆の応援を受け、着手から完成まで2~3日で築いたことから「一夜城」と呼ばれ、完成後秀吉が城将に命じられた。
現況・登城記・感想等
秀吉の「一夜城」として有名な墨俣城だが、長良川・木曽川の川筋も当時とは大きく変わり、場所も完全に特定できているわけではないだろう。ましてや、現在建っているような立派な天守閣が建っているわけではない。
しかし、天守閣は資料館として充実していて楽しめるし、天守上からは岐阜城(稲葉山城)をはじめ、周囲が一望のもとに見渡せ、この地が重要な地にあったことが分かるし、どうせ、遺構は何も残っていないのだから、これ(模擬天守建設)もありかな(*^_^*)。
(2011/11/17訪れて)
ギャラリー
出世橋と模擬天守
駐車場に車を停め、城址公園へ向かうと、犀川に橋が架かり、その名も「出世橋」だ。
模擬天守と秀吉像
出世橋を渡ると、天守下に秀吉像が座って迎えてくれている。
豊国神社
城内へ入ると左手の村社白髭神社奥に「豊国神社」が鎮座している。
千成瓢箪
神社手前には、秀吉の出世運にあやかって、瓢箪がいっぱいぶら下げられている。神社で売られているのだろう。
【天守からの眺望】
天守上からは岐阜城(稲葉山城)をはじめ、周囲が一望のもとに見渡せ、この地が重要な地にあったことが分かる。
(岐阜方面)
西方面(大垣・関ヶ原方面)