上平野城全景(南東から望む)
玉垣城主藤田氏の重臣梅山氏の城
所在地
三重県いなべ市藤原町山口字上平野
【アクセス】
善長寺の北約300m。国道306号と国道365号が交差する「黄金大橋南」交差点を南東へ入り、400m弱進んだ右手の説明板の背後が城跡です。付近の余白に駐車可能です。
善長寺:藤原町山口1333、0594-46-2090
所要時間
今回の見学時間は約10分
形状
平山城(比高約10m)
現状・遺構等
【現状】 山林
【遺構等】 曲輪、土塁、空堀?、説明板
満足度
★☆☆☆☆
訪城日
2014/05/16
歴史等
時代は不詳であるが、梅山宗兵衛および梅山甚之丞が居城したといわれる。
梅山氏は、玉垣城(山口城)主藤田氏の重臣で、山口城・梅戸城から一字づつ取り、梅山氏と称したと伝えられている。
『「現地説明板」、「サイト・お城のとびら」より』
現況・登城記・感想等
上平野城は、三重県(いなべ市)の最北西端に位置し、近江国境と美濃国境が間近に迫った軍事的に重要な地にあります。
城の歴史の詳細は不詳ですが、伊勢地方の大半の城(勿論員弁地方も)が、織田信長により伊勢征伐で落城していることを考えれば、当城も信長によって落とされたことでしょう。
上平野城は、鈴鹿山系の山塊から張り出した丘陵上にあるが、国道の造成により山が切り開かれたため独立丘のように見えます。
山麓に立つ説明板脇から登ると、すぐに広い平坦地に辿り着きます。そこが平方30m×20mの土塁で囲まれたところが主郭のようですが、時代を経たためか土塁は非常に低く、気を付けて見ないと見落としてしまうほどです。
平坦地は土塁の外側も非常に広く、空堀のような虎口のような地形もありますが、土塁外側も、おそらく城域なのでしょう。
(2014/05/16登城して)
ギャラリー
上平野城跡山麓に立つ説明板
説明板脇から直登するとすぐに、主郭跡の平坦地へ出ます。
土塁
空堀?、虎口?