リュクサンブール宮殿(パリ)

噴水前からリュクサンブール宮殿を

マリー・ド・メディシス(ルイ13世の母)の為に建設された宮殿

フランス語名

Palais du Luxembourg

所在地

15 Rue de Vaugirard, 75006 Paris, France

訪城日

2011/06/19

歴史等

1600年、イタリア、フィレンツェの名門メディチ家に生まれたマリー・ド・メディシス(ルイ13世の母)はフランス王アンリ4世と結婚した。
1610年、アンリ4世がルーヴル宮殿の近くの通りで暗殺された。アンリ4世の死後、ルーヴル宮殿に馴染めなかったマリーは、ピネー=リュクサンブール公フランソワの邸宅を、彼女の生まれ故郷であるフィレンツェのピッテイ宮殿を模して改築し、居住した。
マリーがフランスを追放された後は、彼女の孫であるモンパンシエ公爵夫人や、プロヴァンス伯(後のルイ18世)が居住した。
フランス革命では伯爵が亡命したために国家に摂取され、監獄として使用されたほか、末期の総裁政府の官邸となり、権力者たちがここを活躍の場とした。その後ナポレオン・ボナパルトが権力を掌握した歴史的な舞台にもなった。
ウィキペディア他参照』

現況・登城記・感想等

リュクサンブール宮殿は、サンジェルマンとカルチエ・ラタンの間に広がるリュクサンブール公園内にある。
公園には多くの人が訪れ、それぞれジョギングや、読書や、日光浴等々、思い思いに生活をエンジョイしている。
公園の広さは約25haあり、パリ市内で最大の公園だという。また、パリで最も美しい公園ともいわれ、一面に芝生が拡がり、色とりどりの花が咲き、華麗なリュクサンブール宮殿が、さらなる美しさを醸し出している。
ドラマチックな歴史が繰り広げられたリュクサンブール宮殿であるが、現在はフランス元老院の議事堂として使用されている。
尚、自由の女神の原型になった像があるというのを、帰国してから知ったが、時すでに遅し(/。ヽ)。
(2011/06/19訪れて)

ギャラリー

【2011/06/19】
( ラスパイユのビオマルシェ)
今日はパリ最終日で、午後4時まで自由時間ということで、朝一番でラスパイユのビオマルシェ(朝市)へ。ヨーロッパの朝市の野菜や果物は、大きさや形は不揃いだが、何故か、すごくカラフルで美味しそうだ(*^_^*)。
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(ミシェル・ネイ像)
朝市のあと、サンジェルマン方面へ向かっているつもりで歩いていたら、気が付いたら反対のモンマルトル方面へ・・・(;´▽`A``。急遽、方向修正し、ポール・ロワイヤル駅方面へと・・・。駅のすぐ近くにミシェル・ネイ像が立っていた。
ミシェル・ネイは、ナポレオンの元で活躍した将軍であるが、1814年にナポレオンがエルバ島に流刑されると、王政復古によって国王に即位したルイ18世に仕えた。翌1815年にナポレオンがエルバ島を脱出してパリに進撃すると、ルイ18世はネイにナポレオンの討伐を命じた。ところが、ナポレオンに再会したネイは、部下を率いてナポレオンに投降した。その後、ナポレオンはワーテルローの戦いで敗れ、セント・ヘレナ島に流され、ネイはルイ18世に捕らえられ、裏切り者として銃殺された。その後、ナポレオン3世が皇帝に即位すると、ネイはナポレオンに忠節を尽くした将軍として讃えられ、死から38年後に処刑されたこの場所に銅像がたてられたという。
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【リュクサンブール公園内へ】
(天文の泉)
ミシェル・ネイ像の前を5~6分ほど北上するとリュクサンブール公園の南端の「偉大な探検家(マルコポーロとロバート騎士)の庭」というところに出る。庭園内へ入ってすぐのところに天文の泉(別名「4大陸の泉」「カルポーの泉」)がある。
この泉は1867年からのAvenue de l'Observatoire (天文台大通り)の開発に伴って、1874年に設置されたそうで、4人の彫刻家の作品をあらわしているという。このブロンズ製の泉は、4人の彫刻家の作品をあらわしている。ルイ・ヴィユモは台の周りのガーランド・フェストーン(花飾り)を彫り、ピエール・ルグレンは十二宮の帯と、内側の球体と外の輪の部分を彫った。動物を得意とする彫刻家エマニュエル・フレミエは、8頭の馬、海亀、水を噴き出す魚をデザインした。 ジャン・バティスト・カルポーは、もっとも重要な4人の女性の裸像を彫刻した。この女性像は地球を支えており、アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパの各大陸を象徴している。(ウィキペディアより)

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(彫刻群)
マロニエの並木の下を歩いて行くと、次々と彫刻が現れる。リュクサンブール庭園のあちこちには、合計100以上の彫像、記念碑、噴水があるのだそうだ。
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(ジョギングする人達)
さらに進んでいくと、ジョギングをする人が次々と・・・。リュクサンブール公園には多くの人が訪れ、それぞれジョギングや、読書や、日光浴等々、思い思いに生活をエンジョイしているようだ。
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(リュクサンブール宮殿が見えてくる)
さらにマロニエの並木の下を北上すると、急に視界が広がり、遠くにリュクサンブール宮殿が見えてくる。
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(リュクサンブール宮殿)
リュクサンブール宮殿の前には、一面に芝生が拡がり、色とりどりの花が咲き誇っている。そして、華麗なリュクサンブール宮殿が、さらなる美しさを醸し出している。
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(リュクサンブール宮殿)
ドラマチックな歴史が繰り広げられたリュクサンブール宮殿であるが、現在はフランス元老院の議事堂として使用されている。
尚、自由の女神の原型になった像があるというのを、帰国してから知ったw(*゚o゚*)w。

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(宮殿前から公園を眺める)
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