バスの窓から見たカンリ・クラ要塞
城塞都市「ヘルツェグ・ノビ」の北側を守る要塞
所在地
Herceg Novi, Montenegro
歴史・現況・感想等
クロアチアのドゥブロヴニク観光を終え、モンテネグロのコトルへ向かう。国境を越えて、しばらくすると右手に頑丈そうで見応えのありそうな要塞が見えた。ヘルツェグ・ノビ(Herceg Novi)のカンリ・クラ要塞(Kanli Kula Fortress)である。
ヘルツェグ・ノビは、アドリア海東岸のコトル湾の入口、標高1894mのオリェン山の麓に位置する城塞都市で、1382年にボスニア王トブルトコ1世が築いた要塞に起源する。
アドリア海からボカ・コトルスカ湾への入口という戦略上重要な地を占めているため、その歴史を通じて、ヴェネツィアやオスマン帝国など幾度も支配者を変えている。
今でも、カンリ・クラ要塞やフォルテ・マーレ要塞などの要塞や城壁に囲まれた旧市街には中世の街並みが残されているという。
カンリ・クラ要塞は、16世紀に建てられた要塞で、刑務所などとしても利用されたようである。尚、カンリ・クラとはトルコ語で「血の塔(Bloody Tower)」を意味する。
現在、カンリ・クラ要塞は野外劇場として利用され、数多くの音楽祭や演劇祭などが行われるという。
残念ながら、パック旅行の身の上の私は、勿論、訪れることができません(/。ヽ)。
『「地球の歩き方・中欧(ダイヤモンド社刊)」、「サイト・KOTOBANK」、「ROLLMAPS.COM」他より』