台場跡に設置された大砲レプリカと説明板
幕末、幕命により秋田藩が増毛に元陣屋を築いた際に設営された台場
所在地
北海道増毛郡増毛町別苅1-1
【アクセス】
増毛中心街から国道231号線(通称オロロンライン)で西へ1kmほど行くと暑寒別川河口へ出ます。その左岸のちょっとした高台に食事処があり展望台になっています。そこが台場跡です。
形状
台場(砲台)
現状・遺構等
【現状】 陣屋展望台、食事処
【遺構等】 大砲レプリカ、標柱、説明板
満足度
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訪城日
2008/10/17
歴史・現況・登城記・感想等
安政2年(1855)、幕府は秋田・仙台・南部・津軽・松前の各藩に北方警備を命じた。
秋田藩には、「西エゾ地カムイ岬よりシレトコ迄総体並に外島一円持場の事」という命令が出され、安政3年(1856)から元陣屋の築造に着手しました。
そして、本陣となる元陣屋の東西に見晴らしの良い高台に第一台場と第二台場が設営されました。
その内、第二台場は暑寒別川河口左岸の高台になったこの地に設営されました。
昭和45年、国道231号線の道路整備の際に大砲の台座が出土し、この地に台場があったことが確認されたそうで、現在、説明板脇に大砲のレプリカが設定されています。
(2008/10/18訪れて)
ギャラリー
第二台場は暑寒別川左岸台地上にあるが、ここだけが海岸線から少し海へ突き出ていて、台場跡であることが納得できる。
大砲のレプリカと説明板
台地の上には大砲のレプリカと台場見取図が載った説明板が設置されています。昭和45年、国道231号線の道路整備の際に大砲の台座が出土し、この地に台場があったことが確認されたそうです。
海に向かって据えられた大砲のレプリカ
現地説明板より