主郭側から西郭の段曲輪を
本堂氏領の西側を守る本堂城の支城
所在地
秋田県大仙市(仙北町)払田長森、真山公園
【アクセス】
払田柵の西の小山(真山)が堀田城跡なのですぐ分かると思います。山麓にある「池田氏庭園」の西側の道を山頂部まで登って行けます。
所要時間
今回の見学時間は旧池田氏庭園も含めて約30分でした。
形状
平山城(標高65m、比高約30m)
現状・遺構等
【現状】 真山公園
【遺構等】 曲輪、土塁、堀、標柱(説明付き)、説明板
満足度
★★☆☆☆
訪城日
2015/10/26
歴史等
堀田城は、本堂城を拠点とした本堂氏の重臣とともに行動をしていた堀田氏の居城であったとされ、本堂城の支城として本堂領の西側を守る役割を担っていたと考えられている。
戦国時代後期になると、堀田氏は、仙北郡に勢力を伸ばしてきた角館城主戸沢氏の支配下に組み込まれたと考えられる。
『「現地説明板」、「標柱(説明付き)」他参照』
現況・登城記・感想等
堀田城は、国指定史跡「払田柵」の指定範囲地内(西部の独立丘)にあります。
山頂部の東西2つのピークに階段状に腰曲輪を設けた主郭と西郭を置き、その間を鞍部で繋いでいます。
山麓周囲には、空堀と土塁遺構が残っています。
尚、南麓の城域内に造られた旧池田氏庭園(旧払田分家庭園)は、城との関係は詳しくは分かりませんが、なかなか立派な庭園です。
(2015/10/26登城して)
ギャラリー
堀田城(現地説明板より)
堀田城は、国指定史跡「払田柵」の指定範囲地内(西部の独立丘)にあります。山頂部の東西2つのピークに階段状に腰曲輪を設けた主郭と西郭を置き、その間を鞍部で繋いでいます。
堀田城跡(真山)全景
堀田城(真山)は、払田柵の西に見えます。当写真は払田柵登城時に撮ったものです。
主郭
2つのピークのうち、東側頂部が主郭で、現在、高梨神社が鎮座しています。
石神(俗称:酒のみ石)
主郭の北西部に石神(写真左)があり、そこに倒れた標柱に「伝承 石神 俗称酒のみ石」と書かれていました。由緒等は分かりませんが、俗称が気に入ったので掲載しました(苦笑)。
主郭段曲輪
主郭は、階段状に腰曲輪や帯曲輪が設けられ、切岸も確認できます。
西郭段曲輪と鞍部
主郭の西側には、鞍部を挟んで段曲輪になった西郭があります。当写真は、主郭南西下の腰曲輪から撮ったものです。
西郭
西郭上には平和顕彰碑などが立ち、東屋が建てられています。
土塁
堀田城山麓周囲には、土塁と空堀遺構が残っています。
旧池田氏庭園(旧払田分家庭園)
堀田城跡の南麓の旧池田氏庭園(旧払田分家庭園)はなかなか立派な庭園ですが、無料入園どころか、管理人もいない無人庭園で心配になってくるほどです。
庭そのものも素晴らしい上に、紅葉が綺麗でした。